今日から6月。
5月1日に実家を出たのでちょうど1ヶ月です。

ここでお話したいことは色々あった気がしますが
とにかく慌ただしくて
そして必死で
とても書き込む余裕はなかったし
思い出してもぼんやりしていて出てきません。

一昨日
ようやく仕事の面接を申し込んだのですが
連絡はなし。
3日程は待った方が良いと聞いたので
その間にちょっとだけ
この1ヶ月を振り返って…
あぁ、でも書き始めるとあれこれ思い出して
長くなるといけないので
ザッと振り返って思ったことを残そうと思います。

まず、引っ越しを始めて変わったのは娘でした。

引っ越し業者を使わず荷物を移動したので
大きな家具などは実家に残したまま。
電化製品を新しく揃えなければいけなかったし
とにかくお金がない、人の手も借りられない
そんな引っ越しだったので

「ママ一人では無理だから手伝ってね」

と言ってはいたのですが
実は結構力持ちな娘は
私よりも重い物を持ったり
部屋までの荷物の移動も繰り返し繰り返し
とにかく沢山手伝ってくれました。

ちょっと頑張り過ぎて
10日程したころに肋骨の辺りが酷く痛いと言って
お医者さんに診て貰ったら「肋間神経痛」とのこと。

そして3週間ほどしたころには左目が酷く腫れて
眼科で見て貰ったら「ものもらい、もしくはヘルペスかも」と。
幸い、3日程で腫れも赤みもひいたので
ヘルペスではなかったようですが
昨日からは微熱もあり
色々と疲れがドっときてる状態です。

もう一つ心配なことは甲状腺の病気の状態。

引っ越しでバタバタしているのに
何故か太って来ているのです。
1週間ほど前からそれを気にして散歩を始めましたが
帰って来ると足がパンパン。
もしかしたらまた悪化しているかも…
環境も変わったし、急に動き回って疲れてもいるし
ということで、今日お医者さんに行って来ます。

そんな感じで
とにかくこの引っ越しをきっかけに
何か変わり始めた娘。

そもそも、引っ越しの目的が
私自身が母と距離を置きたいこともありましたが
自分が働けない、何もできないことを
環境の所為にしていた娘のためでもあったので
病気のことは心配ですが
これが良い方向へと進んで行って欲しいなと願っています。

次に、私が変わったなと思うことは
とにかく頭の中でぐるぐる考えることが減りました。

引っ越しを始めた頃はとにかく必死で
他のことを考える暇はなかったのですが
少しずつ落ち着いてきて
娘のこと、自分の仕事探しのこと
それなりにぐるぐるする時はあるけれど

そのぐるぐるの途中で母に話し掛けられたリ
自分の周りで母がバタバタ動き回ったり
そういうものがなくなったことで
母と一緒に暮らしていた頃よりも
自分のことだけ考える時間や
娘のことだけ考える時間、という感じで
今まで混ぜこぜにしてぐるぐるしていたものが
ぐるぐるすることを選べるというか

一つ一つバラバラに考えられるようになってきて
それがラクになったなと感じるのだと思います。

実際、今こうして書き込みをしていても
以前のようにジャンジャンと大きな鐘がなるような
激しい耳鳴りがなくなって
そういう体の不快な感じも減ってきているので
引っ越しをして時間が経つにつれて
気持ちが穏やかになってきている気がします。

最後に、母について。

母も私たちが家を出てから変わりました。
違うかな…
母が変わったというより、私の母への見方が変わったのかもしれません。

引っ越してしばらくは
広い家の中でいきなり母が一人ポツンといるのは良くないと思い
毎日夕方に細々とした荷物を取りに実家に行き
一緒にお茶を飲んでお喋りをしたりしていたのですが

一週間ほど過ぎた頃
「こんなことしてたらガソリン代がもったいないよ
　いつまでも行ったり来たりしないように早く荷物を片付けなさい」
そう言われました。

娘にそのことを話したら
「ママがばあちゃんに気を遣い過ぎなんだよ
　ママが思うほどばあちゃん寂しがってないんだよ」
そんな風に言って来ました。

そうかなぁ

でも実際私たちが実家を出てから
母は相変わらず忙しく仕事をして
でも休日はご近所さんと買い物に出掛けたり
お茶を飲みに出掛けたり
先日も同窓会に行くと言っていたし

週に一度くらいは今も母に会いに行くのですが
部屋の中はスッキリと片付いて
私や娘の残りの荷物も整頓されていて
気付くともう完全に母一人の家になっていました。

「自分が暮らしていた家じゃないみたい」
一昨日、母の留守中に荷物を取りに行った時
家の中を見廻して娘が言いました。
本当にそうだなって…

母は逞しいです。

一緒に暮らしていた頃は
「このパンツの上はどっちのブラウスが良いと思う？」
とか
「この服にこのバッグの色は合わないかな」
とか
一つ一つ私の意見を聞いてきて
一人の時はどうしてたんだろうと思ったりしたのですが

やっぱり、私がいなくなったら普通に
何でも自分で選んで自分で決めて
当たり前だけど、そういう生活にあっという間になったようで
本当に本当に
気にしていたのは私だけなのかな…

でもやっぱり
電話を掛けるとお喋りが止まらなくて
時々荷物を取りに行くとお喋りが止まらなくて

寂しい、というか
話し相手がいないってこんな感じなんだなって
ちょっと胸が痛くなります。

あぁ
私は親不孝者だ

そんな風に思ったりもするけれど
やっぱり同居していた頃を思うと
いつもイライラしていて、
それが母に知られないように神経を遣って
でもそれが何年も続いて、
気付くと一人でグチグチ文句を言っていたり
そんな自分がとても嫌だったので

あの頃を思えば、今の方がきっと良い。
私のためにも、母のためにも
そして娘のためにも、きっと今の方が
これからの方が良い。
良い方へ向かって行ってる。

そう信じて
母のこと、娘のことは考え過ぎず
とりあえずは自分のことを考えて
時にはちょっとぐるぐるして
そんな風に進んで行こうと思っています。