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日本社会を悩ませているもの ③空気を読む文化+私のドイツ旅行の体験🇩🇪

どうも、瀬高です!

今回は、私達の日常生活でごく当たり前のようになっている
「空気を読む」ことへの問題について
述べていきます。

始めに・・・

海外では、

口に出さなければ伝わらない
自分の意思をはっきり主張する

ということを聞いたことがある方、
留学などで実感した方もいらっしゃること
でしょう。

一方、日本では
言葉よりも感情を重視する
傾向が強いと思います。

空気を読むためには、
相手の感情や周囲の環境を察すること
が欠かせません。

しかし、不自由なくそんなことができるのは、
一部の特別な才能を持つ人や心理学者などの
専門家ぐらいだと個人的に思っています。

例えば、「日曜日に梅田へ行かない?」
と聞き、相手が「うーん...まあ良いけど…」
と言うと、すかさず「じゃあ難波にする?」
と提案する。
そこで、二人共気持ちよく過ごすことが
できます。

私はこのようなことはトラブルのもとになるので、「イヤならそう言えば良いのに」
といつも思います。
俗に言う、「本音と建前」ですね。

私自身、この「空気を読む」・「本音と建前」
という慣習は好きではありません。

私自身が不器用というのもありますが、
それを指摘されると言葉が出ないので、
それは見過ごしてください(笑)

それではこうした、空気を読むことの
問題点について、今回は2つ述べます。

1つは先述した、トラブルや面倒なことになりやすいからです。

表面上はお互いに合意の上で、
行ったことに対して、相手が
「本当は乗り気でなかった」などと
後から言ったらどうなるでしょうか?

それがきっかけで口論になったり、
下手をすれば、人間関係が悪化すること
になりかねないと思います。

2つ目は、
コミュニケーションの放棄が定着する
ことです。

例えば・・・
・電車で妊婦さんや怪我をしている方などの
座席を必要としている方を見かけ、
席を譲るべきか考えたが、譲らずに終わる。
あるいは、自分が諸事情で座りたいのに、
誰にも声を掛けられずにいる。

・スーパーで自分が手に取りたい品物の前に
誰かがぼーっと突っ立っていて取れず、
その人がいなくなるのを後ろでじっと待つ。

このような経験をした、あるいは
身近で見かけた方はいらっしゃいますか?

座席を必要としている方か分からなければ、
本人に聞けば良いだけだし、
逆に座りたいのなら、「こういう理由で
座りたいのですが席を譲っていただくことは
できますか?」と言えば良いだけなのに…

品物を取りたいなら、「すいません。
そこの品物を取りたいのですが…」などと
突っ立ってる人に声を掛ければ良いのに…

なぜ日本人には、
たった一言で解決することなのに、
口に出さない人がこんなに多いのでしょうか?周りの雰囲気に任せる傾向が強すぎる
のでは?

これも「空気を読む」ことに関係があるのかも
しれませんね。
はっきり言って、
じれったいなーと思います・・・

日本では街中などで、見知らぬ他人に
声を掛ける取るハードルが高い
のもこうした光景が原因かと思います。

一部の年配の方などには、
何か理由があると知らない方でも積極的に
話掛け、お互いに会話で盛り上がる

そんなことが、お店や観光地、バスツアーなどで起きることもありますが、
ツアーなど共通の目的でその場にいる時でも、
大抵は見知らぬ他人には話掛けないことの方が
多いです。

かくいう私自身も周囲がこうした空気で
あるからか、よほどのことがない限り、
あまり見知らぬ他人に声を掛けることは
ありません。

とはいえ、学生時代にカナダで参加した
日本語のオプショナルツアーでは、
同世代の他の参加者に自ら声を掛け、
彼らと会話を楽しんだし、

岡山県のとある町の無人駅を訪問した時、
列車が大幅に遅延していたが、そこで
自分と同じく列車を待っていそうな
同世代の女性に声をかけ、後に到着した
列車の2人掛けの席に並んで座り、
お互いの大学生活の話の他、
私がくだらないor笑える?ネタやギャグを
たくさん話して盛り上がる!

・・・なんてこともありました(笑)

ちなみに、ドイツへ行ったときには
このような経験をしました。

バスに乗っていて、自分が降りたいバス停の
到着案内がなく、いつの間にかそこを通り過ぎていました。
運転手に尋ねようとしたが相手にされず…
そんな時、近くに座っていた方が声を掛けて
くれました。私は持参した手作りの旅程表を
その方に見せ、「○○に行きたい」と言うと
その方が窓の方を指して、「そこには止まりませんよ」的なことを教えてくれました。
車窓からは道路工事が見えました。
そのため、一時的に私が降りたいバス停に
止まらなかったそうです!

また、もう1つ!

山に登るロープウェイの車内で窓越しに
山岳の写真を撮ろうとしていました。
すると背後から肩をポンポン叩かれ、
振り返るとその方が窓が半開きの部分を
指差しました。
「ここなら仕切り(窓)がなくて、綺麗に
撮影しやすいよ」的なことを伝えてくれたの
でしょうかねー

このように、ドイツでは日本と比べて
見知らぬ他人に声を掛けることのハードルが
低いことを感じました!

ただし声を掛けたものの、
自分には手に負えないと思えば、
「私には関係ない」とあっさり突き放して
しまうこともあるそうです…

「空気を読む」のテーマは内容が多く、
1記事では書ききれないので、いずれ続きを
書きたいと思います!

最後まで読んでくださり、
ありがとうございました!

参考: 雨宮紫苑 「日本人とドイツ人 比べてみたらどっちもどっち」 pp168-171,185

それでは、また次回〜






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