蓮見浩明の【60歳からのアーティスト】

1960年埼玉県生まれ。ファインアートフォトグラファー 大手輸送機器メーカーのエンジニ…

蓮見浩明の【60歳からのアーティスト】

1960年埼玉県生まれ。ファインアートフォトグラファー 大手輸送機器メーカーのエンジニア兼テストライダーを努めながら、ファインアートフォトの創作、国内外での発表を行って来ました。現在メーカーを退社し作品創りに専念中。SAMURAI FOTO会長、SBINFT公認アーティスト。

最近の記事

  • 固定された記事

人生100年時代、誰でもアーティストになれる

会社員辞めましたはじめまして。写真家の蓮見浩明(はすみひろあき)と申します。 国内外でファインアートフォトの作品を発表、販売しています。ついこの前まで普通の会社員でした。60~65歳の選択制定年制度の会社の従業員として勤務してきたのですが2022年3月、61歳で早期退職しました。勤続年数はなんと42年。給料も悪くないし、まだこの会社で働けるのですが「アーティストとしてもっと作品を創作したい!」との気持ちが大きくなり、運よく会社から早期退職制度が発表されると、数日、いや、1日…

    • NFTセミナー(第2回)のお知らせ

      好評でしたSAMURAI FOTO 特別セミナー「NFTで写真を販売しよう」を2023年2月12日㈰に開催します。 「参加できなかったのでもう一回開催して下さい」 「あなたの作品をNFTで欲しいと言われたので始めたい」 などのご要望がありますので初級編をもう一度行います。 NFTに関する書籍はたくさん出ていますが、読んでもやっぱりよく分からないというのが普通です。このセミナーでは初心者でも分かりやすく進めたいと思います。 海外のコレクターは日本の文化や芸術に大きな興味を持

      • 中国の写真祭へ出展

        11月17日から中国浙江省臨海市で開催されている「臨海写真美術展 -Lishui Photography Festival-」に私の「都市の記憶」シリーズが出展されましたので、現地からの様子紹介します。アーティストはプロシャジ・ミーラ美術館とほぼ同じメンバーが選抜されています。集められた10万枚の中から298枚が選ばれて展示されていると記事に書いてあります。 この写真展は中国最大かつ最も歴史のあるイベントです。そのためか規模が半端ないです。日本で言うと幕張メッセで写真展をや

        • ロシアで写真展(オープニング編)

          オープニング11月12日、ロシアのクラスヤノスク市のプロシャジ・ミーラ美術館で、私の作品も参加する写真展「東京」が始まりました。 そのオープニングイベントの様子が届きましたのでご覧ください。 様々な音楽、歌、舞踊、などのパフォーマンスが盛りだくさん。来館者は若い人が多いです。アートに対する文化がぜんぜん違います。 その文化の違う方々が私たち日本人の作品を見て何を思うのでしょうか。誠に残念なのは、このオープニングに行って来館者と交流ができなかったことです。(現在外務省はロシア

        • 固定された記事

        人生100年時代、誰でもアーティストになれる

          ロシアで写真展

          現代アート美術館で展示2022年11月12日から2023年2月12日までの4か月間、ロシアのクラスノヤルスク市のプロシャジ・ミーラ現代アート美術館で「東京」をテーマにした写真展が開催されます。そこに私のシリーズ作品「都市の記憶」が展示されます。https://www.hasumi.photography/urbanmemory なぜ今どきロシア?私の作品は「77年前、大空襲で一面焼け野原になった東京、今の風景から平和について考える」というコンセプトです。ロシアの美術関係の皆

          海外展示への道

          門戸を開くには本気でアーティストを目指す方なら海外のギャラリーで販売したり美術館に展示したいという夢を持っている方もいると思います。では、どうしたらそれらの門戸を開くことができるでしょうか。実はギャラリーや美術館に展示するということはアーティストにとって一番ハードルが高いことと言えます。 もし貴方が無名ならなおさらです。 そこでアーティストが取るべき手段を4つ上げます。どれが近道だと思いますか? 1.ニューヨークやパリのギャラリー、美術館のドアを叩き、直接売り込む 2.ま

          再生

          日光国立公園・中禅寺湖 八丁出島の紅葉

          日光で一番紅葉が美しいところです。アート作品とは関係ないですが、動画作成の練習のために作っています。

          日光国立公園・中禅寺湖 八丁出島の紅葉

          再生

          自分をマネするな

          自分の写真作品が雑誌やコンテストなどで入選したりして高い評価を受けたとします。するとなぜかその作家は同じところの撮影を何度も繰り返します。個展開催や写真集作成のためにシリーズ作品のバリエーションを増やし、多面的に被写体を表現するためなら良いのですが、同じ場所に立ち、同じ構図で毎年撮り続けている人がいます。加えてみんな同じ場所に三脚を並べて場所取り合戦していたりします。 それも自由ですが芸術的には進歩しないと思います。カメラが新しくなっても大して変わりません。 自分自身をマネ

          料理はアート

          食事の問題今日は写真の話で無くて、料理の話です。 会社を定年退職したあとは家にいることが多くなり、奥様が「一日三度の食事作りがめんどくさい」とか「どこにでも付い来る」とか「私は召使いか」という愚痴話があることをよく聞きます。 奥様は既に地元や友人とのコミュニティーを持っています。生活に何も困ってないところに、会社を放り出され三度の飯を与えなくては生きていけない、しかも可愛くないペットみたいなものが家の中に突然デーンと現れるわけですから奥様はたまりません。もし私が主婦の立場で

          【写真】デジタルかアナログか

          フィルムは終わるのかファインアートフォトをやっていると多くの方や作品と出会います。デジタル写真はもちろんのこと、フィルム写真や、オルタナティブプロセスなど多種多様です。私も作品によってはプラチナ・パラジウムプリントという約120年前に発明されたプリント方法も行って来ました。それはデジタルにない美しさと高いアーカイバル性(耐候性)を持っています。 オルタナティブプロセスは写真の歴史の中で割と初期に発明された手法です。プラチナの他、鶏卵やサイアノなど約7種類ぐらいが現在でも技術

          【写真】デジタルかアナログか

          再生

          日光国立公園・中禅寺湖 八丁出島の紅葉

          この動画で日本の秋を堪能して下さい。

          日光国立公園・中禅寺湖 八丁出島の紅葉

          再生

          第二の人生はアートで生きよう!

          会社員という生物前職では仕事柄、OBの方と会ってインタビューをする機会も多かったのですが、定年退職した方の生き方として大きく分けて二つあるなと思いました。 ひとつは、何か新しいことや仕事見つけて活き活きとしている方。もうひとつは「やることなくて暇なんだよ」と嘆いている方です。 本当のところは分かりませんが後者の方には目の輝きが弱いように感じます。不思議なことに仕事をバリバリやっていた方ほどその傾向があります。会社員の肩書きが取れたときに自分は何を生きがいにすればいいのか分か

          第二の人生はアートで生きよう!

          再生

          日光国立公園・湯ノ湖の紅葉

          ドローン空撮+地上撮影による動画を作りました。 美しい季節の日本を堪能していただければ幸いです。

          日光国立公園・湯ノ湖の紅葉

          再生

          空撮 ~飛ばなきゃ撮れない世界~

          空撮の理由私が今年取り組んでいる作品が「都市の記憶」というタイトルで「77年前の東京大空襲で焦土と化した東京、今の風景から平和を考える」というコンセプトです。 このシリーズは基本的に高所からの撮影をしています。東京スカイツリー、東京タワー、森ビル、渋谷スカイなどです。但しこのような建物からのみでは作品のバリエーションが少なく表現の幅が狭くなるので空撮を計画していました。 海外の大きな美術館での個展や写真集を作ることを考えたら少なくとも50点、できれば100点くらいは必要です

          空撮 ~飛ばなきゃ撮れない世界~

          NFTセミナーのお知らせ

          そもそもNFTって何?実は私、NFTアーティストなんです。SBINFTというプラットフォームの公認アーティストでもあります。https://sbinft.market/partners/nanakusa/HiroakiHasumi NFTデビューは1年前の60歳のときです。 けっこう最先端行ってるでしょ(笑) さて、このNFT(ノン・ファンジブル・トークン)ですが、簡単に言うと「デジタルデータに改ざん不可能な証明書がついて、唯一無二のものとしてネットワーク上で販売できる」と

          写真展のご案内

          グループ展やります今日はいきなり写真展のご案内です。(写真展が終わってから読む方もいると思いますが、ご容赦ください) 私の所属するファインアートフォトグラファー集団「SAMURAI FOTO」のグループ展が10月1日(土)~10月7日(金)に六本木のストライプスペースで開催されます。 今年のテーマは「The Defense of Peace 心に平和のとりでをつくる」です。私たちがこのテーマを決めるにあたり共感したのはユネスコ憲章(前文)にある「戦争は人の心の中で生まれるも