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海外展示への道

門戸を開くには

本気でアーティストを目指す方なら海外のギャラリーで販売したり美術館に展示したいという夢を持っている方もいると思います。では、どうしたらそれらの門戸を開くことができるでしょうか。実はギャラリーや美術館に展示するということはアーティストにとって一番ハードルが高いことと言えます。
もし貴方が無名ならなおさらです。

そこでアーティストが取るべき手段を4つ上げます。どれが近道だと思いますか?

1.ニューヨークやパリのギャラリー、美術館のドアを叩き、直接売り込む
2.まずはメールや郵送で作品を送って見てもらう
3.海外のフォトコンテストに応募する
4.フォトフェスティバルなどで行われるフォトレビューに参加する


答えは…


1=✕
2=✕
3=△
4=〇

です。
1と2は論外というかルール違反です。やってはいけません。あなたの印象を悪くして終わりです。
実は意外とこれだと思い込んでいる人が多いのです。

3はコンテストによりけりで、その場限りのものもあれば、稀に作品展に展示、招待されるものまであります。世界中の人が応募するのでかなり競争率は高くなるのと、人間関係ができないので発展性があまり期待できません。但し、海外への腕試しや経歴を作るという目的であれば十分有りだと思います。

4は王道です。有名どころではフランスのアルルやアメリカのヒューストンで行われるフォトフェスティバルのイベントのひとつとしてフォトレビューがあります。ポートフォリオレビューとも言いますが、プロアマ問わずアーティストが、ギャラリーやキュレーター、イベンター、出版社などのレビューワーと言われるプロの人達へ1対1で自分の作品(自分自身も)をプレゼンできるイベントです。3~4日の間で20人くらいと会うことができます。一人のレビューワーあたり20分の持ち時間の中で作品の説明とQ&Aを行います。

Keep in touch!

そこで気に入ってもらえればギャラリーや美術館に展示したり、写真集を出版したり、フォトフェスティバルに招待されたりすることにつながります。もちろん直接レビューワーと会うので人間関係が作れます。その場で作品が採用されなくても(その場で即決されることは少ない)名刺をもらえて「Keep in touch!」(これからも連絡を取り合いましょう)と言われたら、それだけでも大きな成果です。新しい作品ができたらメールでお知らせしたりして良い関係を維持して行きましょう。結局は人とのつながりが一番大切です。

「前回よりも良くなったわね」と言われました。ヒューストンのFotofestにて

言葉の問題

もちろん英語でのプレゼンとコミュニケーションが必要です。日常会話ができるレベルであれば問題ないのですが、多くのアーティストが言葉の問題で挫折してしまいます。

でもご安心あれ。私の所属するSAMURAI FOTOのメンバーは多くの海外フォトレビューを受けてきました。もちろん英語が得意ではない人もいます。ですが、話せる人が通訳に付いてサポートしたり、みんなでお金を出し合って通訳を付けたりしています。こういうことができるのはクラブの良いところでもあります。何しろ一人で海外でレビューを受けるというのは心細いものです。

一緒に海外へ行きましょう

少しSAMURAI FOTOの入会のPRをさせていただきます。現在新しいアーティストを募集中です。男女15名のアーティストが在籍し会費制で運営しています。より多くの写真の表現力で私たちの文化を紹介し、海外の人たちと交流したいと思っています。更に各自の作品のギャラリー販売や美術館の永久収蔵へもお手伝いしたいと思っています。お気軽に私までコメントください。


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