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「奴寿司」全国にも名を馳せる日本三大寿司とも呼ばれる天草の名店


熊本空港からレンタカー借りて車で約2時間。熊本から天草五橋を渡った先にある
天草市は熊本県の南西に位置し
島原湾に面した海の幸も山の幸にも恵まれる
知る人ぞ知るエリア。

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ミシュランガイド熊本2018にて一つ星獲得。
日本三大寿司と呼ばれるほどの
鮨好きなら誰もが知っている
天草で知らない人はおろか
全国にもその名を馳せる天草きっての名店
「奴寿司」へ初訪問です。

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フランス政府から農事功労勲章
“シュヴァリエ”を授与された
料理評論家「山本益博氏」が
「日本の鮨ベスト3」に選出し
絶賛したことから「日本三大寿司」と
呼ばれるようになりました。

外観はピンクの外観に
白地に崩した赤文字の「奴」のノレンが目印。

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【オープン日】
昭和49年創業

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【店主】
「天草の寿司神様」や「レジェンド」と呼ばれる店主村上安一(ムラカミヤスカズ)氏
昭和25年生まれの71歳。
実は天草の老舗鮨店「蛇の目寿司」さんご出身。大将のジョークも交えながら対応する
柔らかなおもてなしは初めての方もすぐ馴染めると思います。

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【店内】
店内は漆の朱色を基調とした内装で
壁には入口のノレンと同じ「奴」の文字が印象的。
テーブル席が10席、カウンター席が6席
その他個室有り。
テーブル、カウンター席ともに畳敷きで
珍しいお座敷カウンターです。


【シャリ】
お米はなんと天草産を使用。
酸味の主張は弱めで粘り気が高く
甘味の余韻が残るような白シャリです。


【おまかせコース12,000円(税抜)】
▶︎「ヤノウオ」
はじめて聞きましたが標準和名は「アイゴ」
壱岐では「バリ」と呼んでいます。
皮裏の脂の旨味にやや甘みのある
もっちりとした身がに
青唐辛子と柚子胡椒の薬味をのせピリッ旨!!

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▶︎もずく酢
柔らかくふわふわ系の細モズクで
サラッと食べれます。

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▶︎無花果(いちじく)の揚げ出し
上品ないちじくの甘味に
甘味を抑えた出汁と薬味が絶妙なバランスです。

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▶︎鯛とメイチ鯛のお造り
⚫︎鯛
食べた瞬間新鮮系のプリプリ食感なのに
とてつもない脂の力強さに驚いた。
大将に聞いたら6日寝かせて
鯛の薄皮と繊維を残すことで
食感と旨味のバランスを調和しているそうです。
噛み応えがあり噛み締める程に
脂の熟成した旨味を溢れます。感動しました。
⚫︎メイチ鯛
舌を包み込むような舌触りに
皮目の香り、旨味。

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▶︎ムラサキ雲丹の茶碗蒸し
茶碗蒸しのプールに浮かぶ
天草のムラサキウニ。
卵の白身のみを使った茶碗蒸しは
雲丹の香りと甘味が引き立つ
シンプルながらも繊細な旨さです。

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▶︎甘鯛の松笠揚げ
目の前に出された時点で
心地よい香りが漂います。
熱々ホロッホロでジューシーな脂がやみつきになりそうで絶妙な火入れ加減です。

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【握り】
▶︎赤ウニ
大将の手渡しで渡される
トップバッターは今が旬の「天草赤ウニ」
濃厚ながらも爽やかな旨味と強い甘みで
旬の赤ウニ本来の味をじっくりと堪能。

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▶︎クエ カボス岩塩
カボスと岩塩で食べるクエは
熟成の旨味と滑らかな食感に香りの余韻を楽しめます。

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▶︎アオリイカ ウニ塩
自家製のウニ塩で頂くアオリイカは
ウニ塩の塩味を感じた後にイカの
旨味甘味が広がる極上の隠し味です。

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▶︎石鯛の焼き締め 刻みわさび
刻みわさびを乗っけた8日目熟成した石鯛。
皮目はコリコリ感と身はねっとり感の
食感のギャップと長い香りの余韻を楽しめます。

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▶︎コハダ 白板昆布
コハダの酸味に優しく寄り添うような
白板昆布の香りの一体感が素晴らしく好みでした。旨い。

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▶︎金目鯛 長崎県野母崎産 わさびと青胡椒
薬味の辛味も脂の強さでマイルドになり
良い塩梅のバランスです。
しっとりしつつトロりとした舌触りも良いです。

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▶︎ノドグロ 玉ねぎ醤油
ジュワッと溢れ出す脂にまずやられ。笑
口の中で玉ねぎ醤油が
にんにく醤油のような香り感覚になりました。
鰹とかに玉ねぎ醤油は経験ありますが
ノドグロは初めて。

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▶︎蒸し鮑 カラスミ
カラスミをたっぷり上にかけて完成。
もう見た目がアート!笑
自家製カラスミは13時間塩漬けし
塩抜きを白ワインでしているそうで
口に入れると衝撃を受けるような香り爆弾‼︎です。

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▶︎中トロ 長崎県産
優しい白シャリにも合うサラッとした
夏マグロです。

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▶︎鯛の昆布締め 刻みわさび
旨味豊かで深みのある鯛に
ネタの香りとワサビが鼻を刺激しながら抜けます。

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▶︎エンガワの炙り
脂が染み出しよりジューシーな食味を口の中で楽しめます。香りも良い。

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▶︎デザート
奴寿司定番の和三盆パンナコッタ

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【まとめ】
ごちそうさまでした。

本日のおまかせコースは
マグロと金目鯛以外はすべて天草産。
前半の摘みでは引き出された
鯛の旨味と食感に驚かされ

握りでは
トップバッターの旬の赤ウニから始まり
奴寿司さんの握りは醤油不要の
自家製ウニ塩、刻みワサビ、青胡椒、カラスミなどをネタの上に乗せ
地元天草のネタ本来のおいしさの魅力と
独創的かつ繊細な味付けし
アクセントが加えられた
村上流の握りを堪能できました。

天草の豊富な魚の魅力と
今まで約47年歴史を培ってきた
村上大将の魅力が融合するお店「奴寿司」

決して都心部から交通手段は良いとは
言えませんが訪問できて大変満足しました。

ありがとうございました。

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 https://youtu.be/RCAtxop0FtU


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