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死への執着

私が『死』に囚われるようになったのは
中学2年生からだろうか。
当時14歳、今は21歳だから、7年は希死念慮に苦しんできた過去がある。

楽しいことがなかった訳では無い。
友達もいたし、部活では部長をしてたし、
成績優秀で塾ではトップのクラスの中のトップで、委員会では学年代表も務めていた。

充実した学校生活を送っていたが、それはあくまで学校だけの話だ。

当時の家の環濠は、ハッキリ言って残酷だった。
物心ついた時から、殴る、蹴るは当たり前。リモコンが部屋の中を飛んできたり、死ねなどの罵声が飛んでいたり、私は恐怖心から過呼吸、それに父親が大声で怒鳴る。そして母親がヒステリックへと変貌してしまう。
そんな環境で今まで生きてきたのだ。
父親からの適切でまともな愛情などなかったのだ。

こんな家庭で生活をしていたせいで、中学2年生の時から希死念慮が私の中のデフォルトになった。

毎日帰る度にマンションの屋上を眺め、
『ここからなら死ねるのかな』
と、本気で毎日考えながら歩いていた。

それは高校生になっても改善せず、飛び降りに繋がった。
大学でもデフォルトは変わらず『死』。
自殺未遂を繰り返した。
大学を退学した後も未遂を2回繰り返して入院までもしている。

毎度のこと死ねないのが私のいつものバターンだ。
やり方が甘いのかもしれないが、自殺未遂の中でも本気のものは既遂をめざして薬の致死量を調べて実際に飲んだ経験がある。

死への執着。いつになったら消えるのか。
一生付き合っていくとしたら、あまりにも苦痛すぎる。

いつか死に執着しなくても生きられる日が来ることを切に願っている。

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