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ヨガの八支則からみる野球部が坊主頭にする理由

なぜ野球部は坊主頭なのか?

こんにちは。マインドフルネスコーチの清水裕貴です。

野球部だった中学生の頃、ずっと疑問に感じていました。そして現在、ヨガをするようになって、その理由が少しだけわかった気がしています。

そして、その理由は、自分が自由でいられることとも繋がっていると感じています。

ヨガには八支則と呼ばれるものがあります。この八支則は、悟りに至るための行程として記されている八段階のステップです。

①ヤマ、②ニヤマ、③アーサナ、④プラナーヤーマ、⑤プラティヤハーラ、⑥ダラーナ、⑦ディヤーナ、⑧サマディ

思わず舌を噛んでしまいそうな聞きなれない言葉ですが、ヨガのイメージにあるポーズ(③アーサナ)や呼吸(④プラナーヤーマ)、そして瞑想(⑦ディヤーナ)は、八支則では3番目以降になります。

それらよりも1番目と2番目にあるヤマとニヤマは何かというと、生活上のマイルールです。最初にこれを知った時、これがヨガ?と不思議に感じました。

ヤマは日本語にすると禁戒で生活の中でしないこと。そして、ニヤマは勧戒で生活の中で勧んでやることの意味です。

戒律という言葉がありますが、戒というのは個人的なルール(マイルール)です。ちなみに、律は社会のルールです。だから、法律は法によって定められた社会のルールです。

戒はマイルールですので、やってはいけない、やらなければならないではなく、禁戒は(私は)やらないことで、勧戒は(私は)やろうと自分が決めたマイルールです。

ヨガの最初の段階にマイルールがあるのか?それは、ヨガの修行に集中できるからです。

具体的には、”嘘はつかない”というマイルールがあると、誤魔化そうと思えばできてしまう場面に遭遇した時に、どうしよう?と迷わなくてよくなります。つまり、正直に伝える方を迷うことなく選ぶことができます。

つまり、マイルールがあると日常の中で迷いや悩みが減って、ヨガであれば3番目以降の段階に専念しやすくなるという恩恵があると考えられています。

そう考えると、野球部員が丸坊主にするのは、思春期真っ只中で女子にモテるために髪型をどうしよっかな?という悩みを減らすことで野球に集中できるようにしているんじゃないかなと今は思っています。

とはいえ、中学生の頃の自分にそんな話をしても1ミリも納得しない気はしますけどね。

野球部が坊主頭である本当の理由は知りませんが、少なくともマイルールがあると、迷ったり悩んだりすることが減って、少し自由になれるということは確かにあるなあと実感していることです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
今日もよい1日でありますように。

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