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毒親?

私には自己肯定感というものが微塵もない。
幼少期は母の顔色を伺い
ネガティブな父の発言に傷つき育った

だからといって両親を恨んだり憎んだりもしていない。

そんな時代のそんな育児だったのだろう‥
と思うように心掛けてはいる。

心掛けてはいるものの
母親の発言のレールからいまだに逃れられない自分がいる。

先日母が私の家に来たとき

「台所のキッチンマットは敷かない方が洗う手間が省けるんだって」

「お風呂場の足拭きマットもバスタオルにして毎日洗濯するといいみたいよ」

と言った。

ただのどこかから聞いた話しを教えてくれているだけなのかもしれない。

しかし、私には
母の発言は
「こうしなさい!!」としか捉えることができない。

翌日私はバスマットもキッチンマットも捨てた。 

いまだに母の発言のレール上にいる。

時に私はトラウマの再演のような感覚に陥る。
我が子に母と同じようにしている時がある気がしてハッとする。

私はこういう育て方はしたくない
そんな一心から育児書を20冊ほど読んだ。

私は元から読書が好きだ
なにかの知識がほしいときには
同じ分野の違う著者の本を20冊ほど読み共通する部分のみ自分の引き出しにしまうようにしている。

すると
こんな知識がついた
子供にはまず
「あなたはどうしたいの?」
「あなたはどうなったら嬉しい?」
と聞く。
すると子供は自分の本当の気持ちに気づき
自分自身を大切にする子に育つ。
なにより意見を聞いてもらえることにより
自己肯定感も芽生える。と‥

それからというもの私は子供たちに

「人生の主人公は自分だから
まずは自分を満たしてあげて。自分に優しく自分を愛せる人はきっとまわりにも優しくできるよ」

と何度も伝えている。
そして子供と話し合いになったときには

「あなたはどうなったら嬉しい?」
と問う。
そんなことを徹底していたある日

私は小さなことで落ち込みくよくよしていた。
すると娘が隣に来て

と言った。

あぁ‥私小さい時この言葉がほしかった。

私の自己肯定感がほんのすこし上がった出来事だ。

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