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第19回 価値観、勘違い

人の価値観とは

 価値観ていうのは、物差しみたいなもので、どこに重点を置くか、価値を見出すかというものの見方らしい。
 この年になってくると、だんだんと衝突することは少なくなってきた。若い時は、否定され、否定して、ある意味、討論みたいなところが大事だと思っていた時もあるけど、その人の価値観を受け入れるということも大事で、それが人生や生活の中で円滑に上手くできることを徐々に理解していたからだろうか。

 でも、時々、若い時の感性は素晴らしいと思うことがある。
なんというか、野生的な勘、直感的な感性が、なんとも言えない、感覚が、大事に感じる時もあると思う。
 古い価値観や、慣習が必ずしも悪いというわけではないけど、時代とともに新しい考え方、自分自身の価値観も少しずつ変えてかなきゃいけないんだろうと思う。
 もちろん、学生時代も価値観の違いに違和感を抱くことはもちろんあった。
 それは、みんなも同じだろうし、相手も同じだったと思う。だからこそ、人間関係の複雑さが生まれる原因でもあったのかもしれない。
 そう考えると、単純だった子供のころは素敵だったのかもしれない、自分の主張や意思を中心に世界が回っていた。好きなものは、好き。嫌いなものは嫌い。打算も妥協もない、自分の価値観に従って、幸せだったかも。
 本当に好きなものだと思ったことに関しては、純粋に好きを貫いてた。

 いつからか、自分のやりたい事、意思みたいなものを覆い被せる妥協や理屈みたいなものを覚えて、共感もしていない感覚に、合わせるようになったのか。

 自分を主張しすぎると、どうしても世の中から浮いてしまう。しかし、その主張が、個人を時には輝かせることもある。

 共感も傾聴も大事だけれど、自分を持つということもとても大切なのかもね。


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