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マラソン【Marathon】

それだけフルマラソンというのは過酷な競技なのだ。マントラでも唱えないことにはやっていけない。「痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル」
~村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』

みため【見た目】

人は見た目が九割。人柄は顔に出るし、幸せは目尻のシワにできる。理性は声に宿り、嘘は目に映る。自信は姿勢を正すし、歩く様はその人の生き方を暗示し、表情は今までの思い出を表現する。個性は着るものや髪型を変え、職は手に表れ、口は心の緊張を示す。結局、人間見た目にでてしまう。
~ のぼっと

みんしゅしゅぎ【民主主義】

この国の欠点を見つけた。それは民主主義に対しての有り難みがあまりに無さすぎる。世界には民主主義が欲しくても手に入らない国、香港のように血を流しながら守り抜いた国。発言は民主主義の最高の権利。互いに発信し守り合うもの。黙れという人もそれで黙る人も、あんたらは独裁国家がお似合いだ。
~村本大輔

むかんしん【無関心】

 「無関心」の分だけ、その人は消えていくのでしょう。
~寛生

むく【無垢】

「無垢」という罪が拡がっている。メディアが好んで採用する「演技的無垢」は、それを模倣する人々の間に社会的な態度として広く流布されました。おのれの無垢や未熟を言い立てることで責任を回避しようとする態度。それはいまや一種の社会的危機にまで肥大化しつつあります。
~内田樹『街場のメディア論』

めいわく【迷惑】

「他人に迷惑をまったくかけない」よりも「互いに迷惑をかけ合える関係を目指す」方が、簡単だし、可能性が広がるし、楽しいと思う。「あなたなしでは生きていけない人」を、少しずつ増やしていきたいんです。
~寛生

メディアのいしん【メディアの威信】

メディアの威信を最終的に担保するのは、それが発信する情報の「知的な価値」です。古めかしい言い方をあえて使わせてもらえば、「その情報にアクセスことによって、世界の成り立ちについて理解が深まるかどうか」
~内田樹『街場のメディア論』

メディアのしんぴょう【メディアの信憑】

第一は、メディアというのは「世論」を語るものだという信憑。第二は、メディアはビジネスだという信憑。この二つの信憑がメディアの土台を掘り崩したと僕は思っています。世論とビジネスがメディアを滅ぼした、それが僕の意見です。
~内田樹『街場のメディア論』

もくひょう【目標】

ゴールインすること、歩かないこと、それからレースを楽しむこと。この三つ、順番通りに僕の目標になる。
~村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』