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先週、自宅の引っ越しでした。

今日は前の家に残して来たモノのお片付けでリサイクル業者さんと待ち合わせ。

新しい家は狭くなるので、連れて行けないモノがたくさんありました。

連れて行けなかったモノの中に、付き合いの長い子がいました。

私が小学校に入る時に両親が買ってくれた机。
最後は夫が使っていました。

どこも壊れておらず、引き出しの開閉に至っては18歳の娘が小学校に上がる時に買い与えた机よりスムーズなほど。

大きすぎる…
重すぎる…
現代の暮らしには合わなくなってしまいました。

断捨離に慣れている私でも、40年以上の付き合いのあったこの机を手放そうとしている今、心に小さな穴が開いたよう。

リサイクル業者さんは、仕事でも取り引きをしている気心が知れた人。
運びながら、この話をしたら「昔のモノは丈夫で頑丈だからね!」と大切に運んでくれました。

話を聞いてもらっただけで
机の価値をわかってもらえただけで
大切に扱ってくれただけで

揺れていた気持ちが落ち着いてくるから不思議です。


小学校に入学する6歳の私にかけてくれた両親の想い、そのお陰で今の私があることに感謝しなくちゃいけないね。

その大切な思い出のモノがなくなっても、その時の親の思いや感謝、今の私はそのまま残っています。なくなったりしません。

気持ちが揺れるなら、その思い出のストーリーを誰かに打ち明けてみてください。
話すことで思い出が甦り、モノ自体や今の自分を作ってくれた人たちへの感謝も湧いてきます。

ありがとうと言ってお別れしましょう。

お片付けは、当たり前と見過ごしてきたコト・モノに感謝を伝える謝恩会。

最後はしっかり感じてあげて、盛大にお見送りしてあげましょう。

次の場所でも愛されますように!

【アトピー専門のお片付けと家事代行】