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ひきこもりの解決10(現在と、振り返り4)

noteを始めた理由は、ひきこもり(不登校)のお子さんを抱える親御さんに、何かしら解決へ向かうヒントになることがあるなら、あくまで私の経験した範囲内でしかないけれど、お伝え出来ることがあればいいな。という思いからでした。

記事を見に来て下さる方々は、
悩みの中にある親御さん、また、支援される側の方々、そして、
意外にもひきこもり当事者の方々だったり、私自身の生い立ちを表すハッシュタグ(#毒親育ち)に近い方々だったりと、
通常の生活の中ではまず出会うことはない方々に読んでいただけることが驚きなのと、良かったなという気持ちがあります。

私自身の昔のことに少し触れている記事はこちら↓
親世代から受け継がれる負のスパイラルを断ち切って、生きていきたいですよね🍀

さて、ひきこもりの解決の、続きです。

現在 28歳

先日、娘は誕生日を迎え28歳になりました。
いや〜A型作業所で週5で働けているなんて、今更ながら凄いことです。B型作業所へ向かう以前の自分たちに伝えたいくらいです。

昨日は作業所で仲良くなった3人の同僚の方々が、私の家を訪ねてくれました。
娘は現在ワンルームで暮らしているので、すぐそばの私の家でホームパーティー。

食事してボードゲームして、
人が苦手、ゲームなんて好きじゃない、と話していた過去の娘は、やはりそれだけが本音なわけでは無かったんですね。。

苦手なものと憧れが同じところにあるからこそ、しんどかったんだと思います。

一度社会生活から縁を切って離れて、深呼吸の時間を年単位で充分に取り、ほんの少しずつ自らを社会と擦り合せながら、戻っていった気がします。

では、ここからは過去の記録になります

17歳 通院と1回目の入院

投薬が始まり、娘の毎日は、
寝る、起きる、寝る、起きる、うさぎ見る、を延々と繰り返しながら続いていました。

友達がいるわけでもなく、SNSも性に合わないようだし、ゲームもテレビも興味なし。
アニメの絵を描きつつも、観たいアニメは限定されているようで、面白くない、つまらない、と常につぶやいていました。

月一度の通院時に、ハンバーガーショップに立ち寄るくらいが非日常的なメリハリでした。
苦しい時間が続きました。

明けても暮れても何も変わらない生活。
親戚からも、ちゃんとしていない子、のレッテルを貼られ、
現状を話せば、誰もが苛立ち、怒りが湧く、情けないとか悲しいなどと言われる存在になっていました。
本人が一番辛く、非難されても打破する方法がわからないわけで、娘共々私たちも追い詰められるだけでした。

そしてついに17歳の夏、主治医から思春期病棟への入院を勧められました。
驚きましたが、綺麗な病棟と、生きる希望が湧くような美味しい食事に励まされ、😋
娘は苦手な同年代との距離を調整しながら、入院生活を送りました。

部屋に籠もってしまうこともあるし、部屋の外の笑い声が耐えられないこともある、
逆に、仲良くなった子と絵を描いたり話したりする時間や、いくつか規則のある生活自体が久しぶりの社会性となり良い刺激になりました。

専門学校見学へ


当時娘はアニメーターになりたい夢を持っていて、ちょうど高校3年生に当たる年だったので、
入院中、近くの専門学校で開催されるオープンキャンパスの情報を調べているうち、
急にエネルギーが増したようで、
外出許可を取って、病院から見学会に参加しておりました。

精神病院からまさかの学校見学会参加。😄
パジャマから可愛い洋服に着替えて出かけることも嬉しかったんだと思います。
私の付き添いなどは要らなくなっておりました。

何日か参加して、詳細を報告してくれました。遠方や、中国や韓国など外国の人も来ていることに興奮しておりました。

高卒認定試験には合格していたため、後日受験し、合格をもらい、
再び学校生活への希望が溢れておりました。☺️
大好きなアニメの絵が学べる喜び。✨

つづく
次回は、専門学校入学とその後、を書きます〜

今日も読んでくださってありがとうございました🍀😃

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