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今年もありがとうの年越し蕎麦

年明けに年越し蕎麦を投稿するのは、
なんだか自分の気が済まなくて。

だから、あと1時間で年を越えそうな今、
滑り込みで、今年のシンプルな年越し蕎麦を。


(あれ、でも、年越しそばって、本来は年を越しながら食べるもの?それなら、投稿が年明けになるのは普通?)
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麺は祖母がスーパーで買ってきたもので、
つゆは母が優しい味に仕立てたもの。

上には、椎茸とごぼう、ネギ、スライスした柚子が添えられているのだけれど、

この、柚子椎茸が、特別なのだ。
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10年以上前から実家で育てている柚子の木から採れた小ぶりの柚子。
たーっぷり絞って、スライスした柚子を添えた。
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その柚子の木は、祖母も母も記憶がないほど前にあった柚子の木の息子で、古木に実っていた柚子の種から生えたもの。
3年前からは、また新しい柚子の木が少しずつ成長しているらしい。
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古くなった柚子の木はもう切られてしまったけれど、今は息子とその息子が地に足をつけて生きている。
柚子もそうやって子孫を残していくみたい。
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そんなうちの柚子は全く苦味がなくて、
切っただけで永遠に嗅いでいたいほどのいい香りをキッチン中に放つ。
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椎茸は、2年前に父が原木に種駒を打ってくれて、今年収穫したもの。

若者の椎茸。

肉厚で柔らかくて、「今、わたし、椎茸を食べているな」と強く感じる。
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2年前の9月に亡くなった父は、結局自分が打った椎茸を食べることはできなかったけれど、
今、私たちがこうやって食べることができている。ありがとう。
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今年も収穫できたこと、美味しいものを食べられたことに感謝して頂いた、大晦日の年越しそば。
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明日、1月1日は、2022年の豊作への祈りも込められた「おせち料理」を味わう予定。
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楽しみだなあ〜☺️

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