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イタリア留学に行ったよ。2

さて、前回の記事では日本からドイツ経由でイタリアに降り立つまでの過程を書きましたが、今回はついに念願だったイタリアでの生活が始まります。

基本情報ですが、私が1年間住むことになったトリノはイタリアでも屈指の工業都市で、あの大都市ミラノから電車で1時間くらいで行けてしまう場所にあります。簡単にイタリアをブーツで例えると足の付け根の方でしょうか。
今見返すと思ったよりも北の方にあるのですね。笑

イタリア全体の地図

タクシーの中での私は新生活が始まることへの高揚感があるのと同時に、
ニュースで見た欧州での新型コロナの影響でアジア人に対する人種差別の増加により若干の恐怖が混じっていました。
そしてさらに、イタリアのあのテレビで見るよな洗練された街並みと華やかな雰囲気とは裏腹に、車から見た外の景色はどこか殺伐と、色味がないようでした。おそらく季節が冬で、周りの木々はまだ葉をつけていなかったせいでもあると思うのですが。
それに道路もあまり整備されておらず所々に小さな窪みがあり、絶えず揺れを感じ、あまり気分がすぐれないといった感じでしょうか。

30分くらい車の中で揺れた後、私が1年間住むことになる学生寮に着き、手続きを済ませ部屋を案内してもらったが、1人部屋にしては思ったより大きく、物も何もなかったので第一印象は無機質な部屋だと感じました。
とりあえずまずはインターネットが使えるようにしなければと思い、インターネットショップがある中心街への道筋をGoogleマップで調べてそれをスクショをして向かう準備をし始めました。
*幸い寮内にWi-Fiがあったのでその敷地内ではスマホが使えました。
この時に日にいた時にヨーロッパ用のSIMカードを買っておけばどれだけ心強かったかと心底後悔したので皆さんは忘れずに買うことをお勧めします笑

さて、パスポートや財布やらをジッパー付きの肩掛けにしまい、誰からもスられないこと祈りながら1人でヨーロッパの地を歩く快感を覚えながら一歩一歩ゆっくりではあるが慎重に歩き始めました。
日本とは違う言語、違う景色、違う建物、反対側の車線、全てが日本と違い戸惑う一方で、これが求めていたものなのだと明るい気分になりました。

トリノの景色


『これが夢にまで見たヨーロッパでの生活!』そんな気持ちで歩き進めると奥にスーパーマーケットを見つけました。2022年2月当時はほぼすべての施設の入り口ではワクチン証明の提示が必須だったが、スーパーだけは提示が必要ではなく、またどんなものがイタリアのスーパーに置いてあるのか気になったので恐る恐る入ってみることにしました。

そこにはチーズや生ハムやワインなどの名産品は普通のスーパーマーケットにも関わらずたくさん置いてあり、さすがはイタリア!とようやく自分自身が異国の地にいることを実感しました。
しかし、何よりも一番驚いたのがパスタの種類の豊富さ。
確かにイタリアはパスタで有名なのは知っていたが、まさか大きな棚にびっしりと並べられているのは想像できなかった。逆に食べにくいんじゃない?と言いたくなるような形のパスタもあって全てが新鮮で思わず笑みが溢れえていた。

イタリアのパスタ in supermarket

その時はただ興味本位で入っただけだったのですぐにレジに向かい支払いを済ませました。
そして1年間で自分の料理スキルがどれくらい上がるのか期待しながら、お水とコップを買ってスーパーを後にし中心街へと再び歩み始めました。
あの店員さんの言っていた『Ciao, Buona giornata!』を頭に中で何度も繰り返しながらイタリア語をもっと勉強しようと心に決めた瞬間でした。

今日はここまでにしておきます。
私もあの店員さんのように皆様へBuona giornataを送りますね
                          (訳:良い1日を)

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