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はじめての梅しごと

ずっと憧れだった、梅しごと。

瓶を買うのも面倒だし、漬けるときはテンション高くやれるけど、絶対放置しているうちに飽きちゃうって分かってる。
それでもやりたくて、今年は頑張って仕事帰りに寄り道をして帰った。
ガラスの瓶ふたつと、氷砂糖と、梅と。
お酒は以前ハーブのお酒を挫折したときに買ったものがあるから、省略。

奈良の梅で漬けたいなと思ったけれどなかなか見つけられず、いつも野菜を買いに行く古着屋さんに行った(そういうお店がある)。
店頭には出ていなかったので諦めかけたけど、冷蔵ケースにあった、あったよ、嬉しい。
店長さんから「梅つけはるんですか?」と聞かれてどぎまぎ。
「はじめてなんです、やってみようって思って」
「若いのにえらいなあ、頑張ってくださいね」
前に黒豆を買ったときも、えらいなあって言ってくれた。単純だからこれで案外頑張れちゃう。
スーパーで並ぶつやつや綺麗な梅より、ちょっと無骨な、気取らない梅を手にいれて、重たい荷物を抱えて帰った。

お風呂上がり、とりあえずシンクにどぼん。
まあるくてかわいい。

激写する私。パジャマ。
夫がもう寝るねと消えていったので、記録係と作業を兼任することになった。

地道にヘタをとって、洗って。
黙々とする作業は、わりと好き。

とりあえずつめればいいのだということで、梅と氷砂糖をぎゅうぎゅう瓶に詰めていった。
体積の計算が苦手なので、梅のグラム数が瓶に合っていなかったのだけれど、なかば無理やりつめた。
丁寧な暮らしとは一体。

完成。
意外とできた。できるものなのだ。
梅酒と、梅シロップと。
今年は駆け込みの思いつきで作ったから、色々調査不足だったけれど、うまくできたらまた来年からも挑戦していきたい。
とりあえず、今年は一歩を踏み出したということを評価しよう。

丁寧な暮らし、というやつに憧れたりすることもある。
でもズボラな性格上、毎日きちんと生きることはなかなか難しい。
雑な暮らし、たまに丁寧な暮らし。
そのくらいのバランスを見極めていけたらいいのかなって、思っている。

はじめての梅しごと。
どんな味になるのか、楽しみだ。