ゆのじ

奈良が好き。 頭の中では常に取るに足らないことを考えています。

ゆのじ

奈良が好き。 頭の中では常に取るに足らないことを考えています。

最近の記事

お弁当を食べながら

久しぶりに、母の作ったお弁当を食べた。 頭の中に流れてきたのは、菅野よう子さんの『お弁当を食べながら』という曲だ。 ほっともっとのコマーシャルで使われた曲なのだが、ふと思い出して、口ずさんでしまう。 そのとき必ず思い起こすのは、母の作ったお弁当。 学生時代、母が毎日欠かさず作ってくれたお弁当は、私の原動力そのもので。 ゆのじちゃんのお弁当、美味しそうだねって言われるのがいつも誇らしかった。 受験のときは普段よりも豪華で、お弁当なら周りの人に絶対に負けない!と謎に胸を張った

    • 継続は力なり

      小学校六年生のときの担任の先生はなかなか変わった人だった。 宿題は漢字ドリルとかではなく、「フリーノート」だったのを今でも覚えている。 1日1ページ以上、好きなことをする。 勉強でもいいし日記でもいい。 毎日ノートを提出して、採点されたものが帰りのホームルームで戻ってきた。 確か内容に応じて点数がついていて、一定数貯めると色紙がもらえた。 「継続は力なり」 50点だか100点だか貯めた最初の色紙には、そう書かれていた。 何かを続けたり、習慣化することが苦手だ。 毎日更新

      • 10000日

        今日は生まれて、10000日目。 友人が話題にしていて「あ、まだ間に合う」とカレンダーに書き留めた。 いちまんって、結構すごいなと思う。 こつこつ、こつこつ、ここまでよく生き延びたものだと。 ご褒美に、というわけではないけれどお休みをとって、写真講座に行った。 蓮を撮る企画だった。 昔から一蓮托生という言葉が好きで。 なんとなく蓮は生死に近いところにある花のような気がしている。 今日はカメラを買ってから一番のひたむきさで、花と向き合った。 自分が咲いた花よりも、葉できら

        • ゆらめく、ゆらぐ

          ゆのじさんは炎みたい。 友人にそう言われたことがある。 詳しい意図は分からないが、自分では水や風を感じることが多いので意外だった。 アーユルヴェーダに行ったときも、風が優位だった。 でも最近分かってきた気がする。 怒りの感情が浮かんだときに一番感じるのだけれど、自分の中でなにかがゆらめく気配がするのだ。 もともと情動の激しい性格だが、ゆら、と焔が立つ。ちょっと怖くなる。 情熱も炎に似ている。 とかく夢中になりやすく、熱に浮かされやすい私である。 なにかに熱をあげているとき、

        お弁当を食べながら

          なんてことない一日

          毎朝通勤電車でnoteを書くのが習慣になってきた。 15分くらいで思いついたことをぽやぽやと吐き出すのは、心の整理にもなってとてもいい。 今朝はそろそろ目を背けてきたタスクが山積みになってきたので、ひとつずつ書き出す作業を優先していた。 Trelloというサービスを使って、気になることを全部全部カードにしてゆく。 このサービス、仕事でも使っているんだけど、少し長期のタスクを共有するのとかにとてもいい。 案件を何個も同時進行していったり、データをキャッチボールする仕事なので、

          なんてことない一日

          運命的な出会いを願ったりする

          都会のファッションビルのワンフロアをぐるぐる、ぐるぐる回ったのに。 どうして一体全体、見つからないんだろう。 みんなどうして見つけられるのだろう、平気な顔をして笑顔でいるんだろう。 私の足に合う靴は、一体全体どこにあるのだろう。 夏だからさ、可愛いスカートとか素敵なワンピースを買ったんですよ。 でも合わせる靴がなくって。 長年かけてようやく出会ったNAOTの靴は足にぴったりしっくりくるけれど、たまには華奢なパンプスが履きたいこともある。 ところが、まったく、見つからない

          運命的な出会いを願ったりする

          お魚しっぽの憂鬱

          髪を伸ばそうか悩んでいるんです。 昨日そう書こうと思っていたのだけれど、結局それよりも先に髪を切ってしまった。 幼いころは、問答無用でショートカットにされるのが嫌いだった。 飾り気のない服も相まって、何度「ぼく」と呼びかけられたことか。 「一番それが似合うのよ」と髪を伸ばさせてくれない母のことを恨めしく思っていた。 私だって、みんなみたいに三つ編みにしたり、ポニーテールにしてみたりしたかったから。 高校生になって、はじめて髪を伸ばした。 でも、肩を少し過ぎたところで嫌にな

          お魚しっぽの憂鬱

          今日の晩御飯

          ごろごろ入ったピーマンが1袋198円だったからつい買ってしまった。 夏野菜は見た目に元気になれるから好き。 ピーマン、大人になってからどんどんな好きになるなあ。 はじめて、ピーマンの肉詰めを作ることにした。 レシピをさらっと調べて、とりあえずお肉があればなんとかなると思って安心する。 手のこんだ料理って、レシピに「それないよ!」ってものが急に出てきたりするから。 台所のメンバーで解決できる料理がいいよね。 もくもくと下ごしらえ。 地道にやるの、面倒なんだけど案外精神を

          今日の晩御飯

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          一呼吸一円です

          一呼吸一円です

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          ゆれる

          ミニマルな生活を送りたいと思っているけれど、減らせないものがある。 色々あるのだが、イヤリングはそのうちのひとつ。 昨今はハンドメイド作品に触れる機会が増えたこともあり、実は増える一方だ。 休日しかつけられないのにね。 ショートカットで目立つこともあって、大ぶりなものが好み。 長くてゆれる、とか、ふわふわしてる、とか。 イヤリングが目立つと、第一印象で指摘してもらえることも結構多い。 「そのイヤリング可愛いですね」なんて言われたらにんまり。 変わったモチーフのものが好みで、

          波打ち際の距離感で

          奈良が好き、を公言しはじめて何年が経ったんだろう。 まだまだほんの数年なのだけれど、なんだかんだ人生がいい感じに味付けされてきた。 でも逆に、奈良と言いすぎて食傷気味になることもある。 最近もちょっと視野が狭くなっているなと感じたので、6月は意識して違うところを目指してみた。 週末はずっとふらっと旅、みたいな生活。 疲れたりももちろんするけど、今回詰め込んだ旅たちはどれも楽しかった。 奈良にはないものにたくさん触れて、逆に普段周りに満ちているものに気付くこともあった。 「

          波打ち際の距離感で

          はじめての梅しごと

          ずっと憧れだった、梅しごと。 瓶を買うのも面倒だし、漬けるときはテンション高くやれるけど、絶対放置しているうちに飽きちゃうって分かってる。 それでもやりたくて、今年は頑張って仕事帰りに寄り道をして帰った。 ガラスの瓶ふたつと、氷砂糖と、梅と。 お酒は以前ハーブのお酒を挫折したときに買ったものがあるから、省略。 奈良の梅で漬けたいなと思ったけれどなかなか見つけられず、いつも野菜を買いに行く古着屋さんに行った(そういうお店がある)。 店頭には出ていなかったので諦めかけたけ

          はじめての梅しごと

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          初夏の剪定、山桜桃梅

          初夏の剪定、山桜桃梅

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          わたしの家族

          6月3日、バクが入院のために旅立った。 いってらっしゃいをするのが怖くて、私はその日残業をしてしばらく家に帰らなかった。 バクは私の家族である。 結婚して二人暮らしをはじめて、ひとり眠る夜が寂しくてお迎えした。 Afternoon Teaのタグをぷりっぷりのお尻につけた、大きなバクの抱き枕、というのは世を忍ぶ仮の姿だ。 手のひらサイズのコバと一緒に、私たちは家族として暮らしている。 でも、私はバクに最低なことをした。 夫婦喧嘩が激しくなって、思わず近くにいたバクで私は夫を

          わたしの家族

          わたしの友だち

          福岡に向かう新幹線の中で『プーと大人になった僕』を観た。 ちょうど着く頃に見終わったのだけれど、目頭がむずむずして降りる準備をし忘れるところだった。 小さなバクのぬいぐるみを連れていたから、思わずぎゅっと抱きしめて。 私は、わたしの友だちのことを思い出していた。 中学生になるまで「もみ」と毎晩一緒に眠っていた。 もみとは、犬のぬいぐるみのこと。命名は私。 由来はもう忘れてしまったけど、もみはもみ。 最初は誰かがプレゼントしてくれた、ファミリアのぬいぐるみはいつしか欠かせな

          わたしの友だち

          どろんこサニーデイ

          まるで成長していない。 病んで、なんとか落ち着いて、ちょっと回復していますみたいな心情を吐露して。人生そんなことの繰り返し。 今まさに綴っている文章が「ちょっと回復しています」のそれなんだけれど。 何度やっても馬鹿だなあって思うよ。 でもどうしてもバランスのとり方が分からない。 考えごとをしつづける脳みそにはもう飽き飽きなんだ。止められないの、困ったもんだ。 無意味なことを考えて考えて、回転できなくなって泥の中に落ちていく。 好きなことも楽しくなくなって、毎日涙と怒りがあ

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