見出し画像

継続は力なり

小学校六年生のときの担任の先生はなかなか変わった人だった。
宿題は漢字ドリルとかではなく、「フリーノート」だったのを今でも覚えている。
1日1ページ以上、好きなことをする。
勉強でもいいし日記でもいい。
毎日ノートを提出して、採点されたものが帰りのホームルームで戻ってきた。
確か内容に応じて点数がついていて、一定数貯めると色紙がもらえた。

「継続は力なり」

50点だか100点だか貯めた最初の色紙には、そう書かれていた。

何かを続けたり、習慣化することが苦手だ。
毎日更新も今月に入ってゆるやかに止まっている。
いつもノリだけで動くから、こうなる。

今日、なんとなしに冒頭を書き始めてから、はたと気がついた。
noteは、大人になった私の「フリーノート」ではないか。
内容は日記でも写真でも、なんでもいい。
子供の頃と違うのは、採点してくれる先生がいないことだけ。
50点貯めても、色紙はもらえない。
でも、好きなように綴っていけば、それはいつかきっと私の糧になる。
何年も経ってから、先生がやりたかったことが少しだけ分かったような気がした。

自由に行こう。それでいいんだ。