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エスプレッソにはカフェインが多い?

今回はエスプレッソとドリップコーヒーのカフェインの量について述べたいと思います。

エスプレッソの苦みや濃い見た目からカフェインが多く含まれているのではないかと思われがちですが、実際エスプレッソとドリップコーヒーはどちらがカフェインが多いのでしょうか?

エスプレッソはワンショットではコーヒーの量約10gで30mlほどです。通常ワンショットでラテやカプチーノを作ります。

一方ドリップコーヒーは一杯分で約15gほど使用し150mlほど抽出します。

そうするとドリップコーヒーのほうがコーヒーを多く使用しているのでその分カフェインが多いこととなります。

抽出時間に関してもエスプレッソは20-30秒で抽出することに対してドリップコーヒーは約2-3分ほどかかります。抽出時間が長いほどカフェインが多くなります。

焙煎度合によるカフェインの量についてですが、これは色々と意見があるようですが深煎りと浅煎りのコーヒーを比べてもカフェインの量は変わらないようです。

カフェイン:176度Cで極めて微量であるが昇華して工場の煙突などに留まるほかは、焙煎過程では大きく影響を受けない。焙煎温度が下がると逆に昇華する量が多くなる。化学的にみてカフェインは焙煎温度下では安定している                                出典 |コーヒーの香味を探る|広瀬幸雄/圓尾修三| 旭屋出版

エスプレッソのコーヒー豆を深く焙煎すると軽くなります。

ですので同じグラム数の浅煎りコーヒーと比べて、深煎りの方がコーヒー量が多くなります。

そうするとこの場合通常深煎りのエスプレッソはカフェインが多少多いといえます。

とはいえそれぞれ10gの深煎りのコーヒーと浅煎りコーヒーを比べた場合コーヒー豆約1粒か2粒の差になります。

深煎りのコーヒー豆を使用したエスプレッソ10gと15gのコーヒー豆を使用したドリップコーヒーでは量の差が大きいのでドリップコーヒーの方がカフェインが多いといえます。

以下参考にカフェインの量です。

エスプレッソ30ml カフェイン約60mg 

ドリップコーヒー150ml カフェイン約100mg

煎茶 150ml カフェイン30mg

紅茶 150ml カフェイン30mg

玉露 150ml カフェイン180mg

玉露はこんなにもカフェインが高いですね。

ラテ、カプチーノのエスプレッソドリンクは意外とカフェインが少ない事がわかります。

もしカフェインがない方が良いのであればディカフェのラテやカプチーノもありますので試してみてはいかがでしょうか。

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