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楽しむ読書が自己成長を促す

今日のおすすめの一冊は、樺沢紫苑氏の『読んだら忘れない読書術』(サンマーク出版)です。その中から「たくさん読んで、たくさん書く」という題でブログを書きました。

本書の中に「楽しむ読書が自己成長を促す」という心に響く文章がありました。

「なぜ樺沢さんは、そんなに読書するのですか?」と質問されることがあります。 「自己成長のため!」と答えるとカッコ良いかもしれません。 確かに、「自己成長のため」の読書が私の最終目的ではあるのですが、日々の読書で本を開くたびに「自己成長するぞ!」と意気込んで読むことは、まずありません。 

私がこれほどたくさん読書する理由は、「楽しいから」です。これがまず基本です。 本を読んでいる瞬間は、楽しい! ただそれだけ。だから、本を読んだら、また次の本を読みたくなる。結果として、楽しいから1ヶ月で30冊、知らず知らずのうちに読んでいる。そして、知らず知らずのうちに、自己成長しているのです。 

「なぜ、あなたは、読書しないのですか?」と逆に質問したいくらいです。 ビジネス書を読めば、自分が飛躍するヒントが得られる。実用書を読めば、疑問や謎が瞬時に解決する。小説を読めば、異世界に旅立つこともできる。

 1冊、たった1500円です。電車の中でも、カフェでも、ベッドの上でも、どこでも場所を問わずに楽しめる。1年間、毎日でも楽しめる。 時間と場所を選ばず、楽しいだけではなく自己成長にもつながり、こんなにも安価な娯楽が、他にあるでしょうか? 

「自己成長するために本を読もう」と書いてきたのに、「楽しむために本を読もう」というのは、矛盾しているじゃないか!と指摘する人もいるかもしれません。しかし、本を読む動機は、「楽しいから」であって、「自己成長のため」であってはいけないのです。

「自己成長のため」「仕事に役立てるため」を読書の目的にすると、やがて苦しくなってきます。なぜならば、「自己成長する」「仕事で活かせる」(昇進する、給料が増えるなど)という結果は、本を読んで1、2ヶ月で出るものではないから。

それを目的にしてしまうと、「こんなに本を読んでいるのに、ちっとも結果が出ない」と、モチベーションが低下して、いつのまにか「本を読まない人」に逆戻りしてしまうのです。

一般的に継続できない大きな原因は、「〇〇しなければならない」というmust(マスト)の思考法だからだ。自分にプレッシャーをかけ、追い詰めてしまう。そうではなく、楽しい、面白いという動機が根本にあったら、それは長く継続する可能性は高い。

勉強のためや、自己成長のために、「本を読まねばならない」というマストの思考は、やらされ感があり、徐々にやる気を失い、疲れてしまう。

本を読むのが楽しいと思える人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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