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ストレスに強い人の面白い特徴

今日のおすすめの一冊は、内藤誼人氏の『いちいち 気にしない心が手に入る本』(王様文庫)です。その中から「毎日10分の運動を!」という題でブログを書きました。

本書の中に「ストレスに強い人の面白い特徴」という興味深い文章がありました。

ストレスに強い人には、とても面白い特徴があります。 彼らは、他の人の顔が、なぜか笑顔に見えてしまうというのです。

米国カリフォルニア大学のエリティバリズ・アースは、65名の大学生に、スト レスや逆境にどれくらい強いかを測定する「ストレス耐性テスト」を受けてもらいました。 次に無表情の人の顔写真を見せて、「この人は今、どんな感情を抱いていると思いますか?」と質問したのです。

すると、ストレス耐性テストで高得点をあげた人ほど、無表情な顔を見ても、 「ハッピーな顔だ」と認識することが多かったのです。 逆に、ストレス耐性テストであまり高い点数をあげられない人たちは、無表情な人の写真に対して、「この人は悲しそう」とか、「恐怖を感じている」と認識したそうです。

この心理実験を誰かに試してみると、その人のストレス耐性度を簡単に見抜くことができます。 たとえば、街中を歩いている人たちを一緒に見ながら、「あの人は今、どんな感情を抱いていると思いますか?」と質問し、反応を見てみればよいのです。

「疲れ切っているように見える」とか、「休みたいと思っている」などとネガティブな反応をする人は、おそらく自分自身がそういう感情を抱いているのでしょう。 自分自身がそうだから、他人もそうだと推測してしまうのです。

こういう人たちは、ストレスにあまり強くないと考えられます。 反対に、道行く人の顔を見て、「楽しそう」と答える人は、ハッピーな気分が満ち溢れており、ストレスにも強いと類推できます。

「出会う人すべてが、みんな私によくしてくれる。なんてありがたいことだろう!」 と感謝できる人は、周囲の人たちがみなニコニコと微笑んでいるように見えているに違いありません。 そういう人は、ストレスへの耐性力が高いはずです。

心の中には、いつでもポジティブな感情を持ちましょう。 幸福感、高揚感、活力、意欲といったものに溢れていれば、ストレスを感じにくくなります。

そのためのセルフチェックとして、「他の人の顔がどう見えるか」を確認するようにしてください。周囲の人たちが微笑んでいるように見えるのなら、きっとみなさんは調子がいいはずですし、心も元気なはずです。

◆心理学で「投影」という考え方がある。相手に何か嫌な印象がある場合、自分の中にも同じような嫌な部分があり、それを相手に感じてしまう、というようなことだ。どこか虫が好かないとか、鼻につくような人がいる場合、自分の中にも同じような要素(性格)があるということだ。

ほがらかで明るい人は、相手の中にほがらかで明るい性格を見つける。不機嫌で暗い人は、相手の中に不機嫌で暗い部分を見つける。

ストレスに強い人は、笑顔と感謝が多い人。

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