義理、人情、恩返し
今日のおすすめの一冊は、箕輪厚介氏の『怪獣人間の手懐(てなず)け方』(クロスメディア・パブリッシング)です。その中から『仁義を通すと「信用」が生まれる』という題でブログを書きました。
本書の中に「義理、人情、恩返し」という心に響く文章がありました。
◆「かけた情けは水に流し、受けた恩は石に刻め」という言葉がある。人には与え続けることが必要だが、決して恩着せがましくしてはいけない。与えたことはスッパリ忘れてしまうことだ。しかし、受けた恩は絶対に忘れず、必ず恩返しをする。
つまり、貸しは作っても、借りは作らない、ということ。
また、見城徹の『人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見てはなくはない/講談社』の中に、こんな話がある。
高杉晋作は「真があるなら、今月今宵(こよい)。あけて正月、だれも来る」という言葉を残した。死を覚悟して決起するとき、傍観を決め込む陣営を尋ねて歌ったとされている。
それを見城徹は「情けあるなら今宵来い。明日の朝なら誰も来る」と言いかえた。人は、口ではいくらでもいいことを言う。しかし、実際に行動であらわす人は、ごくわずかだ。無理を伴うものであれば、なおさらである。でも、それをする人は、揺るぎない誠意のある人だ。
口先だけではなく「義理、人情、恩返し」の実践ができる人でありたい。
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