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魂の記憶

今日のおすすめの一冊は、大野百合子氏の『人生を変える過去世セラピー』(PHP研究所)です。その中から「自分の中にないものは批判や判断ができない」という題でブログを書きました。

本書の中に「魂の記憶」という心に響く文章がありました。

私は、この世に存在する小説はすべて、一つ残らずドキュメンタリーだと思っています。 過去世療法家の通訳として、そして私自身もまた療法家として、これまで20年近く数多くの方々の過去世を共に見るチャンスを与えられてきました。 

そこで私が触れたものは、どんな小説よりも、起伏に富んだ数々の「リアルライフ」であり、今生きているこの人生と実に深くつながっているのです。 小説家はみな、そんな自分の過去世の印象深い体験をしっかりと記憶して、心に湧いてくるままに物語に紡いでいるのではないでしょうか。 

なぜかわからないけれど、一つの国やある時代にひどく惹かれるとか、どうしても蝶々がいやで仕方がないとか、初めて会った人なのに、会ったとたんになつかしさが込み上げてくるといった体験はありませんか。 

論理的な理由が見つからないこういった体験や感覚は、この人生を超えた過去からやってきているのです。 実は私たちの意識はまるでコンピュータのデータバンクのように深くて広大で、肉体と隣り合わせのエネルギーフィールドに、今世だけに限らず、この地球に初めて降り立った時から、最後に卒業するまでのすべての出来事が記録されています。 

退行催眠とは、心身がリラックスするように誘導して、脳波をゆっくりと変化させていき、その詳細で広大なデータバンクにアクセスできる扉を開く方法なのです。 過去の体験はすばらしい資源になると同時に、過去の出来事が今を制限してしまうように、今世の自分自身の自由な表現を制限してしまうことにもなっています。 

魂はすべての人生をはっきりと記憶していますが、赤ちゃんとして新しい肉体に生まれ変わる時、過去世の記憶は顕在意識にはありません。 新しい肉体で新しい人生をスタートするためには、過去世の記憶は邪魔になるからです。 

でも新しい人生で、過去世で体験した出来事に似た出来事を体験すると、意識の底にある記憶がよみがえり、今の人生にぴったりと重なってしまいます。 私たちの意識は、1200年前の出来事と、現在の出来事の区別がつかなくなってしまうのです。 

私たちは、永遠で不滅の魂が進化する肉体に宿っている存在です。 宇宙の始まり、 ビッグバンと共に生まれた魂のエネルギーは、似ている波動を持った他の魂たちとグループを組んで地球という星に降り立ち、輪廻転生をスタートします。 大いなる旅の始まりです! 

おおよそ一人が転生する回数は350回。 魂はなじみのメンバーたちと、あるいは別のグループと一緒になりながら、エピソードに満ちた地球の旅のタペストリーを織り上げていくのです。 こういった人生や世界の仕組みを知って理解するだけで、ずいぶん楽に人生が送れるようになります。 

「ブーメランの法則」という言葉がある。投げたものは必ず自分に返ってくる、すなわち自分の言ったことは、自分に返ってくるということ。それは、「因果応報」であったり、「自業自得」、「身から出た錆(さび)」という言葉にもある。

たとえ現世で投げたものが返ってこなくても、次の世で返ってくる、というのが輪廻や、生まれ変わりの考え方。それを信じるか信じないかはその人の勝手だが、信じた上で、この世で徳を積む生き方をした方が自分も周りの人も気持がいい。周りの人に嫌われて生きるのか、好かれて生きるのか、の違いだ。

「投げたものは必ず返ってくる」

今世で、何度も会うような人や、長い時間一緒にいる人が周りにいたとしたら、それは前世からの深いご縁がある人。 それが、「魂の記憶」

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