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映画『PERFECT DAYS(パーフェクトデイズ)』

樹木希林の『日日是好日』を思い出した。

淡々と過ぎてゆく毎日。お茶の世界だなぁ…

その日常のちょっとした変化に心の揺らぎを感じる。大きな山場もドラマチックなこともないけど、その淡々さがまたいい。

黙々と、日常を繰り返す。まさに、『日日是好日』

それを、禅の鈴木大拙はこう言っている。

人間は偉くならなくとも、一個の正直な人間となって信用できるものとなれば、それでけっこうだ。真黒になって黙々として一日働き、時節がくれば“さよなら”で消えていく。このような人をえらい人と自分はいいたい。すなわち、平々凡々の一市民である。“このほかに何を望まんや”ではないか。」

名匠ヴィム・ヴェンダースが、役所広司を主演に迎えた、トイレの清掃員の話。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、役所が日本人俳優としては19年ぶり2人目となる男優賞を受賞。

「PERFECT DAYS」
なんか、見終わってからジワジワくる映画。そして、トイレの聖地巡礼をしたくなった。

そして、映画にも出演している舞踊家・田中泯さんのYouTubeのコメントが、実に味があってよかった。

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