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のんびり・ゆったり・ほどほどに生きる

今日のおすすめの一冊は、ひろさちや氏の『「がんばらない」お稽古』(PHP)です。その中から『「いま、ここ、わたし」をしっかり生きる』という題でブログを書きました。

本書の中に「のんびり・ゆったり・ほどほどに生きる」という心に響く文章がありました。

「現代の日本において、わたしたちは人生をどのように生きればよいのでしょうか?」わたしからの提案は、「人間らしく生きましょうよ」です。そうすると、必ず問われますよね。「人間らしく」というのは、どういう意味か?と。 

仏教は、地獄・餓鬼・畜生といった世界を考えます。そして、 地獄の世界の住人は・・・いつもいらいらと生きています。 餓鬼は・・・がつがつと生きています。 畜生の代表は牛馬ですが、彼らは・・・あくせくと働かされています。 

この「いらいら・がつがつ・あくせく」とした生き方をやめて、〈のんびり・ゆったり・ほどほどに〉生きるのが、人間らしい生き方です。 

いいですか、戦後七十年近い期間を、日本人はただただ経済成長だけを目指して「いらいら・がつがつ・あくせく」と生きてきました。地獄・餓鬼・畜生の生き方をしてきたのです。

それで幸せになったかといえば、ちっとも幸せじゃない。いじめがあり、リストラがあり、原子力発電所の事故があり、医療ミスがあり、その結果、貧富の格差が拡がり貧困率が上昇し、自殺者が増えています。

もうそんな生き方をやめて、わたしたちは人間ら しく、「のんびり・ゆったり・ほどほど」に生きましょうよ。それがわたしからの提案です。

◆小林正観さんは、「競うこと」「比べること」 「争うこと」を前提として生きると、「幸せ」を感じることはできないという。それは、勝つことが正義であり、人より抜きんでることが優れていると思う価値観からぬけだすこと。

すると、〈のんびり・ゆったり・ほどほどに〉生きることができる。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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