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「違う」ことはあたりまえ

今日のおすすめの一冊は、斎藤一人さんの『私は私』(サンマーク出版)です。その中から「日本に生まれたってだけで最高にツイてる」という題でブログを書きました。

本書の中に『「違う」ことはあたりまえ』という心に響く文章がありました。

この世界は「違う」ことが当たり前で、「違い」しかありません。 なぜ1つひとつ違うのか答えられる人はいないと思うし、それは一人さんにもわかりません。 ただ、神様がそういうふうに決めてくれているんだろうね。 神様のすることに間違いはないから、なにかそうしなきゃいけない理由があるんだと思います。
みんな違っていいし、すべての違いはそれが必要だから存在している。違いが求められ、違いを認めて活かすことで世界は生成発展していく。そんなふうに、どんな違いにも重要な意味があるんじゃないかなって。
だから一人さんは、昔からずっと違いを大切にしてきました。 壮大な遊び場である地球で、どれだけ自分というオリジナルの存在を味わい、楽しむことができるか。自分だけに与えられたこの肉体や心、そして知恵を使い、今世で与えられた時間を最後の最後まで、1秒も無駄にせず遊び尽くせるかどうか。 それが生きることの醍醐味であり、楽しさなんじゃないかなって思っています。
一人さんの教えを学んだことのある人はもう知っているかもしれないけど、こういう違いはぜんぶ「個性」です。 山にだってそれぞれ違った個性があるし、風や海にも個性がある。動物や昆虫に も、みんないろんな個性があります。
もちろん、人間にも個性があるんだよね。 個性があるどころか、個性の塊なの。 全員に共通しているのは「人間」という分類だけで、それ以外に共通しているとこ ろはないんだよね。同じところはひとつもない。
個性って、言葉にすると大したことがないように感じるかもしれないけど、よく考えてみたら素晴らしいものだよ。 だってさ、「十人十色」っていう言葉があるけど、人が10人いれば、ほんとうに十とおりの感じ方や考え方があるんだよね。似たような感覚の人はいても、同じってことは絶対にない。
同じものを見ても好き嫌いは分かれるし、その理由も人それぞれ違う。得意なことも、苦手なこともみんな違います。 「ひとつのテーマについて何人かで議論すれば、自分以外の人から驚くような意見が出たりして、「どうしてそんなことを考えつくんだろう?」「ナルホド、そういう見方もあるのか!」って感心した経験は誰にでもあると思うんだよね。
人はみんな、誰もがオリジナルの個性を持っている。 そんな個性の塊だからこそ、人間はお互いに支え合えるんだよね。「これは私が得意だから引き受けるよ」 「俺はこういうの好きだから任せて」 そうやって足りないところを補い合うことで、この地球はより豊かに、効率的に発展してきた。
個性があるからいろんな仕事にもニーズがあるし、その仕事で助けられる人がいる。どんな人にも向いている仕事があって、誰もが人の力になれる喜びを感じられるんです。違いがあるからこの世は楽しいし、個性があるから人間って面白いんだ。
こういう話をすると、必ず出てくるのが「私には褒められるような個性はありません。欠点やコンプレックスばかりです」という意見です。 確かに、そう言いたくなる気持ちはわかります。なにを隠そう、一人さんにだって 欠点は山ほどあるからね(笑)。
ただし私自身は、それを欠点だと思っていないんだよ。 どれも自分の宝物だと思っているし、世間では欠点と呼ばれるその宝物のおかげで、納税日本一にもなれたの。 このことは、みんなだって同じだよ。 どう見たって欠点にしか思えないような要素でも、それは間違いなくあなただけの 宝物だし、ぜんぶあなたの素敵な個性です。
どんな外見だろうが性格だろうが、あなたにしか持てない、この宇宙にたったひと つの宝石なんだ。 いまはまだそこに磨きが足りていない「原石」なだけで、磨けばびっくりするほど 輝きを放つようになる。 その輝きに、癒されたり救われたりする人がたくさんいるの。

仕事にしても、家庭においても、まわりと意見が違うのは当たりまえです。一人一人が、顔かたちが違うように、意見も、感じ方もみんな違うからです。そして、違うからこそお互いに学びあえるし、気づきもあるのです。全員が同じだったら、それは大量生産されたロボットと同じです。

そして、違うからこそ、それぞれの人に役割があります。役割があるということは、天から必要とされているということです。それが、森信三先生のいう「天からの封書」です。「その封書を開いたら、あなたはこういう生き方をしなさい、と書いてある。しかし、せっかく天からもらった封書を一回も開かないままで死んでいく人が多い」。

天からの封書に気づき、それを開くということは、斎藤一人さんのいう「自分の宝物に気づく」ということです。宝物に気づいたら、それを磨くことです。それが個性です。

だからこそ、「みんなちがって、みんないい」(金子みすゞ)。

自分の宝物に気づき、それを、あの世にいく直前まで、磨き続ける人でありたいものです。

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