グルテンフリーな食生活をはじめてみる。

私は不眠症になってから、食生活を徐々に変えてきた。
 まず、コーヒーや精製糖の含まれた飲料、アルコールなど精神を刺激する飲み物を一切やめることにした。それから、肉類と乳製品を避けることにした。そして最後に、グルテンの含まれる小麦製品をなるべく控えめにすることにした。
 その代わりに、菜食主義者になり、主食には米やそば、オートミールを食すようにしてきた。

これまでに気づいてきたことは、小麦製品を“控えめにする”のはそれだけでも難しいということだ。
 たとえば、パンを買って食べる、いま食べたばかりなのにまた欲しがるのだ。渇望感をやたらかき立てるようなところがあると思う。つまり、こうした食品には中毒性があるのだと思う。これまで小腹がへったからとクラッカーを口にし、カロリーメイトを食べ、仕事終わりにはパンを買って食べたりしてきた。
 私たちの住む現代社会において、グルテンが含まれる食べ物は広範囲に及び、これをやめるとなるとなかなか大変なことだ。グルテンは腸管内に炎症を引き起こし、免疫系を混乱させるという説がある。
 今後は、ラーメン、うどん、パン、クッキー、アイスクリーム、銀だこなども食べられなくなるだろう…。こうした食品はグルテンのみならず、粗悪な油脂類や人工添加物もいろいろ含まれているはずで、総合的にみて健康に悪い食品といえるだろう。

テニスのトップレベルの選手で、ノバク・ジョコビッチという人がいる。この人はセリアック病というグルテンアレルギーで、著書の中でグルテンを一切やめたらパフォーマンスが劇的に上がった、と述べていた(「ジョコビッチの生まれ変わる食事」扶桑社)。
 しかも、ジョコビッチの実家はたしかパスタ屋であり、小麦を取らないという決断はかなりの試練だったことだろう。
 ジョコビッチの態度は徹底していて、あくまで不純なものを体に取り入れないために、コロナワクチンさえ頑として拒否している。ワクチン未接種のせいでオーストラリア政府からは入国を拒否され、世界大会に出場できないことも話題になっていた。
 人生とはなにかと訊かれたら、たぶん心身から不純なものを取り除いていく過程、なのかもしれない。わたしも、自分が決めた習慣に固執して、継続していきたいところだ。


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