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『読書する人』のイメージ

読書家、というとどのような人物を想像しますか?

私は、『読書が好きというと暗い人と思われそう』というイメージで
『読書が好き』と人に言えない時期がありました。実際、私は
あまり人と関わるのが得意ではありません。初対面の方に自分から
声を掛けられるようになったのは、40代を過ぎてから?

人からどう思われるかを気にしすぎるあまり、いつも待ちの姿勢。
でも、年齢を重ねると『もうどうでもいい』感があってしんと静まり
かえるより、当たり障りのない事から声をかけられるようになりました。

若い頃は、読書は『話す事が苦手な人が読書をしている』というネガティブ
なイメージを勝手に持っていました。それはきっと、私も兄も本を
読む人だしどちらも人付き合いが苦手だったから。

兄は、いつからなのか知りませんが相当な読書家でした。

私はというと、30代で子供をもうけて子育てに忙しい時期はまったく
読書をしませんでした。それでも村上春樹さんが久しぶりに長編を出版
されるということで、この時ばかりは私も読みました(1Q84の頃です)

またしばらくして、夫が東野圭吾ばかり読んでいた頃『黄色いアサガオ
って無いんだっけ?』と聞かれ、『夢幻花』に黄色いアサガオが出てくる
という本の内容になんとなく惹かれ読んでみてからは一気に東野圭吾に
ハマりました。

それからというもの、本を読む楽しさを数年ぶりに実感し時間を
見つけては家事・育児・読書の日々。パートに行くようになっても
それは変わりませんでした。

そして、コロナ禍。

出勤日も制限され、読書の時間も増え偶然手に取った本に
『読書会』というワードが。それまで、そんな会が存在しているとは
知る由もなかった。けれど、すぐに行動したわけでもなく1年以上
読書会を投稿される方をフォローし密かにみるだけ。

『あっ!この本私も好き!』
『この本紹介された方はどんな人なんだろう』

と想像するばかり。そして、とうとう参加してみようと思いたちました。
ここまでくるのに長かったな・・・。

それから毎月のように、読書会へ参加させて頂いてますが『暗い人』
なんていません。いや、普段はもしかしたら『おとなしい人』なのかも
しれません。

ですが、本の話を始めるとどの方もイキイキした表情で話されます。

『本が好き』を語っている表情、素敵だな・・・。イキイキしてる。

そんな読書家さん達で集まる読書会、とても雰囲気が好き。
お互いの本を批判する人がいない読書会。この空気感は、来てみないと
わかりません。

『読書会』というものにまだ行ったことがない方がいれば、ぜひ
『参加してみませんか?』と伝えたいです。

読んでくださり、ありがとうございます。


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