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どんな時にも本があった。読書が好きな私が読書を通して出会った本、読書会への参加·主催へ…

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どんな時にも本があった。読書が好きな私が読書を通して出会った本、読書会への参加·主催への想いを書き込んでいきます。(ただし読むペース遅い🐌💨💨)月1ペースで福岡市で読書会を行ってます。

最近の記事

『真珠とダイヤモンド(上)』を読んだ

桐野夏生さんの『真珠とダイヤモンド(上)』を読了しました。 以前から気になっており、図書館で見つけたものの上巻だけ・・・でも読みたくなったら読まずにおれない。なかなかの厚さだし、読み応えありそうとわくわくして借りました。 う~ん!面白い!360頁ありますが、いっきに読んでしまえた! 舞台は、1986年の博多から。証券会社に入社した同期、佳那と水矢子。 2人はお金に恵まれない家庭で育ち、とにかくお金を稼ぎたいとやっきになる短大卒の佳那。東京の大学へ進学するための学費を稼ぐ高

    • 『たゆたえども沈まず』を読了しました

      先日、原田マハさんのアート小説『楽園のカンバス』がとても良かったので、図書館で『たゆたえども沈まず』を借りてみました。 原田マハさんは、『史実1割、フィクション9割で書いている』そうなのですが臨場感があるというか真実ばかりを書かれているかと感じていました。始めは登場人物の1人林忠正を書こうとしていたそうなのですが、フィンセント・ファン・ゴッホとゴッホの弟テオ、画商の林忠正と弟子加納重吉の交流になっています。 フィンセントが画家を目指し、その背景には浮世絵の影響がとても大き

      • 三浦しをんさんの『神去なあなあい日常』読了と読書会での偶然からサプライズなニュース

        おはようございます。GWいかがお過ごしでしょうか? 以前の読書会で紹介いただいた三浦しをんさんの『神去なあなあ日常』を読みました。 携帯の電波も届かない山奥の村『神去』へ高校卒業後はフリーターでもしながら実家に居座ろうと考えていた平野勇気は、放りこまれるようにやってきた。 山での日常は、都会育ちの勇気にとっては何とも奇妙でいい加減。神隠しだとか、山鳴りだとか非科学的な説明のつかない出来事ばかり。仕事として行っている広大な山の手入れは、ヒルやダニとの戦い、花粉症にも悩まさ

        • 第3回読書会記録

          第3回福岡イロトリドリ読書会を開催しました。私を含め3人という少人数でしたが2時間たっぷり使い話が出来たこと感謝しております。 紹介本 ・『源氏物語の結婚-平安朝の婚姻制度と恋愛譚』工藤重矩  平安時代の貴族は一夫一妻多妾で、「妻」と「妾」では立場もかなり違かった。妻と妾の生んだ子供にも扱い方に差があるが、源氏の紫の上に対する愛情はしっかりとありでも後ろ盾のない紫の上には不利な立場でしかなかった。 ・『探し物は北欧で』森百合子 北欧諸国を毎年のように訪れている著者。

        『真珠とダイヤモンド(上)』を読んだ

          読書会、新規参加者を募るには?

          こんにちは。福岡市東区で月1ペースで読書会開催を目指しています。 4月で第3回の福岡イロトリドリ読書会が開催されます。 それが明日、20日。前日にも関わらず、私を含め参加は3名です。 まだ3回目なのだし、こういう日もあるよね。と、私は楽観視しています。 ちょうどこの日は、博多でも読書会があります。福岡県は、大きな都市なのに読書会人口が多いとは言えません。他にも要因は多々ありますが、それは置いておいて。新規で参加者さんを募りたいのが、読書会の目的の一つです。「私のようになが

          読書会、新規参加者を募るには?

          「掌編歳時記(春夏)」を読んでみた

          先日の読書会でおススメしていただいた「掌編歳時記(春夏)」を読んでみました。 太陽暦の一年を四等分した春夏秋冬の他に、二十四節気をさらに等分した七十二候という細かな季節の移ろいを表す名前に沿って作家達が紡ぐ小説集。春夏と言えど、始まりは冬至の頃から(まだ年末あたりの雪が降る頃)。 瀬戸内寂聴さん、絲山秋子さん、伊坂幸太郎さん等12名の作家の中で私が気になったのは、村田紗耶香さん。「コンビニ人間」の村田さんがこの歳時記に沿ったどんな話を書かれるのか、興味があり借りてみました

          「掌編歳時記(春夏)」を読んでみた

          第2回福岡イロトリドリ読書会・報告

          2024年3月31日、第2回福岡イロトリドリ読書会を福岡市東区で開催しました。参加者は5名と私。 おススメ頂いた本 ・『潮鳴り』 葉室麟  俊英と謳われた豊後羽根藩の伊吹櫂蔵は、役目をしくじりお役御免、無頼暮らしとなる。  ある日、家督を譲った弟が切腹。遺書から借銀を巡る藩の裏切りが原因と知る。弟を救えなかった櫂蔵は、死の際まで己を苛む。勧善懲悪で『池井戸潤さんを思わせる』ストーリー仕立て。 ・『きっとあの人は眠っているんだよ』穂村弘 本屋をめぐり、古本屋をのぞき、頁

          第2回福岡イロトリドリ読書会・報告

          好きな事を強みに変えていく

          こんにちは。 これまでの記事で、このままにしていいものがどうか迷う部分があったので削除、または変更を入れてます。とはいえ、テーマ自体はそのままになっています。 さて、読書会を明後日に控えわくわくした気分ですが今日は読書会以外の話。 『自分の強みって何?』と知人と話す時間がありました。 平日の朝に15分程度の音読会に(zoom)参加して気づいたのですが、ビジネス書は自分1人で読み進めるのと数人で音読するのって物凄く違うと感じました。 15分なので、数ページしか読みません

          好きな事を強みに変えていく

          モンゴメリの『青い城』

          こんにちは。 以前の読書会でおすすめされたモンゴメリ著『青い城』が気になったので取り寄せて読みました。 紹介されたのは、大学生の女性です。 知的な雰囲気で女子大生?と思うほど、落ち着きが感じられる方で紹介され『人は誰もが心の中に青い城のように自分の理想とする場所を持っている』といった趣旨の言葉に惹かれました。 主人公のヴァランシーは、29歳の未婚女性。周囲が望まれて結婚していくなか、まだ決まった相手もおらず家族・親戚からオールドミス扱いされ、日々の暮らしを窮屈に感じている

          モンゴメリの『青い城』

          読書会との相性って

          こんにちは。 福岡市で月1読書会を開催するべく日々読書会の事を考えています。 読書会へ参加してたった1年。しかも月1~2回しか参加していなかった私が読書会を主催しようなんて周囲はどう思っているんでしょう? 読書会への思いは、また別の機会に書くとして。今日は『読書会って相性があるよね』って話を書きます。とは言ってもまだまだ読書会歴が少ない私なので、参加されて方々のほうが気づいているかもしれません。 小説を紹介し合う読書会、1冊の本を皆で読む輪読会、課題本を設ける読書会、テ

          読書会との相性って

          本はどこで読む?

          こんにちは。 あと1か月半もすれば、GWが始まります。間にお仕事も挟まる方も多いでしょうが、前後に連休もあってそれだけでワクワクします。 読書好きさんなら、連休とくれば心置きなく読書!!!と来るでしょうが・・・さて、読書されるのならどこでされますか? イメージとしては、コーヒーが美味しい素敵なカフェで~と私は想像してしまうのですが、実際カフェに行くとカフェの空間が好きで酔いしれてしまうというか本に夢中になれずに結局コーヒー(とスイーツも?!)を味わいたくなる自分がいます。

          本はどこで読む?

          土門蘭さんのトークライブを視聴

          1月に土門蘭さんの『死ぬまで生きる日記』を読みました。 文筆のお仕事をされている土門さんですが、10歳の頃から 『死にたい』という気持ちを常に持ち続けていらっしゃいます。 精神科での『うつ病』診断後、薬を処方されるも『文章を書くことが できなくなる』という不安から飲まない判断をし、オンラインカウン セリングを受ける選択をする。 そして、出会ったカウンセラーさんとの対話や家族・友人との会話 幼い頃の思い出を振り返ったり、カウンセラーさんのアドバイスから 『死にたい』を別の言

          土門蘭さんのトークライブを視聴

          文章も鮮度が命の場合がある

          こんにちは。 福岡市で月1読書会をしていこうとチャレンジ中です。 今日のお題は、『文章の鮮度』ですが・・・以前別の方が主催されている 読書会へ参加したときに紹介されていた本。 (私主催ではないので詳しい本の名前は書きませんが)野球に関する短歌の 本でした。 作者さんの推しチームの試合がテレビ中継され、見終わってすぐに詠まれる 短歌が収められています。作者さん曰く『ゲーム終了後にすぐ詠まないと 鮮度が落ちる』と言った内容だそうで、その場に参加された方が『確かに!』と深く頷

          文章も鮮度が命の場合がある

          『読書する人』のイメージ

          読書家、というとどのような人物を想像しますか? 私は、『読書が好きというと暗い人と思われそう』というイメージで 『読書が好き』と人に言えない時期がありました。実際、私は あまり人と関わるのが得意ではありません。初対面の方に自分から 声を掛けられるようになったのは、40代を過ぎてから? 人からどう思われるかを気にしすぎるあまり、いつも待ちの姿勢。 でも、年齢を重ねると『もうどうでもいい』感があってしんと静まり かえるより、当たり障りのない事から声をかけられるようになりました

          『読書する人』のイメージ

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          読書から離れる日もある

          読書から離れる日もある

          初主催の読書会は皆に支えられ完成したものです

          2月25日の午後、福岡市東区内のカフェで私主催の読書会記念すべき第1回を 開催することができました! 友達をお茶に誘うとかもできない性格の私。ですが、読書の話なら出来そう!いや、したい!と読書会に昨年から月1ペースで参加。そして、今年 いよいよ読書会を開きたいと実行することにしました。 いくら読書会が好きでも、主催までしなくてもいいのでは・・・?とも 言えるかもしれません。でも、1度やってみたいと思ったのです。 やるからには、1度ではなく当然継続することも考えたうえですが

          初主催の読書会は皆に支えられ完成したものです