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文章も鮮度が命の場合がある

こんにちは。

福岡市で月1読書会をしていこうとチャレンジ中です。

今日のお題は、『文章の鮮度』ですが・・・以前別の方が主催されている
読書会へ参加したときに紹介されていた本。
(私主催ではないので詳しい本の名前は書きませんが)野球に関する短歌の
本でした。

作者さんの推しチームの試合がテレビ中継され、見終わってすぐに詠まれる
短歌が収められています。作者さん曰く『ゲーム終了後にすぐ詠まないと
鮮度が落ちる』と言った内容だそうで、その場に参加された方が『確かに!』と深く頷いたのでした。

短歌や俳句などは、『後で思い出しながらゆっくり・・・』では相応しい
ものが出来上がらないらしく、その瞬間に詠むものだそうです。

私はこれまで短歌も俳句も(詩もあまり)嗜んでこなかったのですが
こういうのもやっぱり鮮度が命なのは、わかるような気がします。

小説でいうと、その時代に合わせた内容だったり。
数年前から、マスク生活が文中に書かれた小説も多かったしLGBTQに
関わる話も多いと感じます。

先日読んだ本がなんとも滑稽で面白かったのですが、原宏一さんの
『床下仙人』という本で読み進めているとなんか違和感が。
主人公のサラリーマンがとにかく忙しくて、家になかなか帰宅できない。
出張も明日から急遽なんて事もあり、それから海外を転々とする出張
たったりして今では考えられないブラック企業に思えます。

初版をみると平成13年。その頃は、こういう働き方が当たり前(?!)
だったんだと気づく。その当時読んでいたら、家族と顔を合わせる時間が
無いうちに我が家の床下に人が!!なんて、面白いと思うでしょうが
今の時代は『働き方改革』という取り組みがあるのでなんとも違和感が
あります。

最近の本を読んだ方がいいという事ではありません。古典も素晴らしいもの
がたくさんあります。私も若かった頃に読んだ本をまた読み返したくもなります。

ただ、本を読了したときの気持ちはやっぱり鮮度が大事だなと思います。

『この本がどれだけ私に響いたか誰かに伝えたい!!』

その気持ち、読書会に参加して伝えてみませんか!?

本が好きな方ばかり集まる読書会の楽しさ、知ってもらいたいです。
共感してくれる方もいたり、『読んでみようかな』と思う方もいるでしょう。すぐには読まないけれど、記憶に残っていたら 『あ、あの時お勧め
された本が・・・』とタイミング良くやってきて読まれるかもしれません。

読書の楽しさを共有できるって素晴らしいです。
まだ、読書会に参加された事がないなら一度参加されてみてはいかがですか?

私の読書会に来てくださいということではありませんん。全国どこでも
読書会はされていると思います。ご自分の住んでいる地域から近い場所で
開催されていたら、是非!!

今日もありがとうございました。




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