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「掌編歳時記(春夏)」を読んでみた

先日の読書会でおススメしていただいた「掌編歳時記(春夏)」を読んでみました。


右下の本です

太陽暦の一年を四等分した春夏秋冬の他に、二十四節気をさらに等分した七十二候という細かな季節の移ろいを表す名前に沿って作家達が紡ぐ小説集。春夏と言えど、始まりは冬至の頃から(まだ年末あたりの雪が降る頃)。

瀬戸内寂聴さん、絲山秋子さん、伊坂幸太郎さん等12名の作家の中で私が気になったのは、村田紗耶香さん。「コンビニ人間」の村田さんがこの歳時記に沿ったどんな話を書かれるのか、興味があり借りてみました。

・・・う~ん、そう来たか。
1頁目で驚かされました。やっぱり村田紗耶香さんですな。

それぞれが短い話になっていますが、とても記憶に残る話とほとんど記憶に残らない話と様々でした。そのあたり、私と作家さんの相性が判るというのか・・・今後も読んでみたくなる作家さんに繋がっていくのかなと感じました。

私としては、村田喜代子さんの話が印象的でした。瀬戸内寂聴さんも初読みでしたが、テレビでお見かけしていた頃のキャラクターに近い主人公像で読みやすかったです。

季節感を感じられる選書です。「秋冬」編もまた別の作家さんで構成されています。

普段、自分では目に留めないような本も読書会で紹介されると読みたくなる。最近は、自分で選んだ本とおススメされた本の割合が半々になってきて、私自身の読書も幅広くなってきているように感じます。

ああ!読書会サイコー!!

来てくださった5名の方に感謝しつつ、今月開催の読書会も参加者さんが来てくださるよう私も読書に投稿に励みます♪

ありがとうございました。

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