研究報告は3歩進んで"何歩"下がるかの戦い

佐藤です。一昨日、大学院のゼミでの研究方向をしてきました。
「3歩進んで2歩下がる」という古い言葉があるけど(この言い回しも古いな)、ゼミにおける研究報告は、(時間と能力の制約がありながらも)自己ベストの内容を心がけて、自分なりには研究を「3歩」進めた状態で挑戦するものだと思っています。

「3歩進んで」、その結果、
・「3歩下がる」題材やテーマ選びのやり直し
・「2歩下がる」論の組み立て直し
・「1歩下がる」論の運び方の修正、補足、次への助言
・「0歩下がる」どこに投稿するの?と聞かれる

今回は、「1歩下がる」ぐらいで踏みとどまったかなと思ってます。わりと成功と言ってよいのではないかと。これで、年内は閉店です!!

ひとはみな、悲しい生き物だから(?)、ゼミでの研究報告がないと、研究の作業に着手しない。単位を取るための散発的な勉強に忙殺されて、なんとなく時間を過ごしてしまう。だから、発表の当番・順序を組んで、割り当てていただくことが、すべての始まりです。
かりに発表して、「3歩進んで3歩下がる」ならば、スタート地点に戻ったことになる。ゼミ報告をしてもしなくても、同じだったのか。
そうではないだろう。「そっちに行ってはダメだ」「いまの自分が(いまの能力・ものの見方で)そっちに行っても、ほぼ意味がない」というアドバイスを受けとっているわけなので、研究報告をしなかったよりは、よほど進んでいる。貴重な学期中の期間を、「単位集めをがんばったなあ」じゃ、目も当てられないですから。
かりに単位集めにのみ励んだとして、やがて(いつだ?)研究を再始動したとき、どうせ自分の初動は、「3歩下がる」ことを運命づけられた方面に歩み出そうとするのでしょう。だって、自分はそれが良いと思っているので。ですから、3歩下げられ、「行き止まりであることを確認してくる」という段取りも、ゴールへの道のりの一部であると考えればよい/考えざるを得ない。

へんな高揚感を伴って、ポジティブに研究をしよう!とか、そういう記事ではないです。今回は体感として、「3歩進ん1歩下がる」だったので、手応えは十分ですから、陽気にふるまう必要はないんですよ。ただ、自分の経験とか、周囲のようすとかを見て、そんな感じだなと思っただけです。
つぎの研究報告は、1月末です。がんばろー。

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