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【書評?】殺した夫が帰ってきました

こんにちは、廣瀬です。

昨日の夜、書評?noteを書いてから読み始めた本を先ほど読み終えたので、記憶が新鮮なうちに書評?noteを更新しようと思います。

今回ご紹介するのは桜井美奈著 殺した夫が帰ってきました(小学館文庫)です。それでは早速あらすじから紹介していきましょう。

あらすじ

都内のアパレルメーカーに勤務する鈴倉茉菜。茉菜は取引先に努める穂高にしつこく言い寄られ悩んでいた。ある日、茉菜が帰宅しようとすると家の前で穂高に待ち伏せをされていた。茉菜の静止する声も聞かず。家の中に入ってこようとする穂高。その時、二人の前にある男が現れる。男は茉菜の夫を名乗り、穂高を追い返す。男はたしかに茉菜の夫・和希だった。しか、茉菜が安堵することはなかった。なぜなら、和希はかつて茉菜が崖から突き落とし、間違いなく殺したはずで……。秘められた過去の愛と罪を追う、心をしめつける著者新境地のサスペンスミステリー!
(裏表紙より)

感想

桜井美奈さんの作品は今回が初読で、裏表紙の著者新境地のサスペンスミステリーっていうところはそうなのかーくらいの感想ですが、内容は非常に面白かったです。

また、ミステリー小説の感想文ということでどういう風に書くか悩んでいるのですが、最後にすべての伏線が回収された時、なんだろう何とも言えない気持ちになりましたね。

夫を殺した女というだけではなくて、それ以上になんというか帯やあらすじにもあるように、胸をしめつけるストーリーでした。

罪は罪としてあるけれど、その罪を犯してしまったのは本当に彼女のせいなのだろうかとか色々考えましたね。

いや、罪を犯してしまったことは変えられない事実としてそこに横たわっているけれど、それを赦したくなる気持ちにもなるというか。主人公の抱えているものの大きさに、私は自分の人生を振り返りました。

著者の他の作品も読んでみたいなと思える作品でしたが、著者新境地との触れ込みなので、それまでとはちょっと違った作風なのかなあとも思って、少し躊躇しています。

まあ、でも悩んだらとりあえず読んでみることですね。

終わりに

今回は桜井美奈著 殺した夫が帰ってきました(小学館文庫)を書評?してみました。

Amazonでおすすめされてからずっと気になっていたのですが、なかなか積読も減らないし……と読むのをためらっていた作品なのですが、とうとう購入して読みました。

率直に言うと、読んでよかったなと。読みやすくて、大体2時間ちょっとで読み終えました。読むのはそんなに早い方ではないと思うので、この作品が読みやすかったのだと思います。

サスペンスミステリーというジャンルが好きな方は読んでみてはいいのではないでしょうか。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回の更新でお会いしましょう。


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