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深月流架
2024年4月22日 16:31
🎼「初恋」 卒業式が終わったあと、僕は校門の前で、彼女と写真を撮った。風が強い日だった。卒業証書の入った黒い筒を抱きしめた彼女の髪が風に靡いている。僕はその隣で左手に黒い筒を無造作に握り、右手でピースサインをしていた。 進むべき道は決まっていて、迷いという感情とは無縁だった。敷かれたレールの上をただ真っ直ぐ進んで行けばよかった。自由を犠牲にして安心を手に入れていた。大人になるということが
2024年4月23日 17:00
🌹「俺が初めて小説を書いた話」〜スティクス「Mr.ロボット」 中学校の国語の授業で、お話を作って書こうというものがあった。当時、俺は作文だとかが大の苦手で、読書自体も嫌いだった。でも、架空の物語となると話が違ったらしく、原稿用紙十枚くらいの物語を書いた記憶がある。 当時、洋楽を聴き始めたばかりで、家に帰れば洋楽鑑賞三昧だった俺は、スティクスの「Mr.ロボット」という曲が大好きだった。その
2024年4月22日 07:07
「ロックにおいて、ベース音をディストーションで歪ませることの是非」 メロディラインはギタリストに任せておけばいいのに、と、ビリーシーンのベースプレイを見てなんだか茶番じゃねえか、と思ったその昔。 ベーシストにおいて最も大切な役割は、ドラマーと一心同体になって正確なリズムを刻むこと。そう信じて疑わなかったが、それだけではやはりつまらない。 でも、ベースをピックを使って弾くとか、ギター以上
2024年4月22日 07:22
🎵ソフィア「街」〜見えないものに向かう時、人は誰も孤独 名曲ひしめく90年代J POPシーンにおいて、最高の一曲は?と聞かれたら俺はこの曲を選ぶ。 何回繰り返して聴いても飽きない美しいメロディライン、文学的な歌詞は言うに及ばず、間奏のギターは良い音出してるし、その後転調して再びサビに向かうところのベースラインは印象的だし、とにかくこの曲は完璧なのである。 この曲を作ったというだけで、