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「過去に固執する必要はない」について考えてみた。

ずーっと過去のことを
背負わなくたっていいんですよ。

カウンセラー歴20余年のひと

 この言葉を聞いたとき、そうなんだと安心したりココロが軽くなったことがありました。

 過去に色々あったけれど、前を向いたっていいんだ。やりたい事やったっていいし、NOって言ってもいいんだ。なりたい自分を持ってもいいし、なったっていいんだ。

 そんな風に、まるでなにかから許されたような感じを抱いたことがありました。今日はそんな体験をもたらしてくれた

「過去に固執する必要はない」

 について考えた自分なりの結論を記事にしてシェアさせていただきます。

この記事を読み終える頃には

  1. プライドの消し方がわかる

  2. 過去から開放される

  3. なりたい自分への一歩を踏み出せる

 実践さえしてしまえば、色んなメリットが得られます。そして、過去の出来事で苦しんでらっしゃるかたのヒントになれば幸いです。

ヒトは「プライド」によって固執する


 過去に固執する必要はない。そんなことを言える理由を自分なりに考えたことがありました。そこで私なりに出した結論は

“プライド”が過去に固執する原因である。
プライド”がなければ固執する必要はない。

 ということに至りました。もう少し詳しく書いてみます。

ー 固執するのは理想を守りたいから

 過去に固執する理由の1つは「理想を守りたい」です。理想を守ることがなぜプライドにつながるのでしょうか?

 生きていれば、実際の出来事の結果や自分の姿が、理想と現実でギャップが生まれることがあります。そこにプライドがあると現実の結果をすんなりと受け入れられない。といったことが起こります。

 そこでプライドが何をするかというと、なにかしら出来事にたいして、あれやこれやと “自分以外のなにか” のせいにして、あくまでも「この私が生み出した結果ではない!」と思ってもない結果を生み出した “現実を拒絶” し続けるんです。

 「なんで自分があんな目に遭わなきゃいけないんだ!あんなことがなければもっと素晴らしい人生が送れたのに!」

 これも、思っていた自分の姿や人生が思うように上手くいっていないことを過去の出来事のせいにして、あくまでも自分の理想像を守ろうとしている結果なんです。

 (いや、でも自分はそんなことないよな。自分には関係ないか。)そう思っていた時期が私にもありました😂

 「自分は違う」とか「当てはまらない」と思っているそれ自体が、実はプライドがもたらすリアクションであることは、あんがい盲点だったりします。

 もし、プライドを消して成功も失敗も受け入れることができれば、過去を手放してなりたい自分になれることでしょう。

「プライド」とは?

「プライド」 とは
“傲慢” “驕り” “高慢” である。

 さて、記事冒頭から当たり前のように使っていた「プライド」ですが、いったいどのような意味で使っているのかというと

  • 傲慢(優れていると思い他者を見下す)

  • 驕り(思い上がる)

  • 高慢(優れていると思い見下す心)

 自分のボキャブラリーではこの3つが当てはまります。(厳密にはまだある)私にとって「プライド」とは、おおきくこの3つをまとめたものと言えます。

ー 傲慢

自分は優れており、自分より劣っている他者を見下して
無礼な態度をとること。

 傲慢をグーグルで検索してみると、自分は優れていて他者を見下し無礼な態度をとる。と出てきます。

 プライドは「優れている自分にふさわしい結果」を私達に思い描かせます。ですが、必ずしも求めている結果が得られない場合があります。

 そんな時に「自分はもっとできる。こんな結果は私が作り出したのではない」と受け入れることを拒絶することがまさに傲慢な態度と言えるでしょう。

ー 驕り

慢心して尊大な態度をとる
えらそうに振舞う。

 驕りを調べてみると、偉そうな態度をとると出てきます。「自分は何だってできるんだぞスゴイだろ」と言わんばかりの態度です。

 他者を見下しているので、自分がスゴイ・偉いと錯覚している状態です。

 自分はスゴイし偉いから、こんな現実は相応しくない。だから、お前たちのせいでこうなっているんだぞ。そんな声が聞こえてきそうです。

ー 高慢

うぬぼれが強く、高ぶっていること。

 高慢と傲慢がややこしいですが、高慢を調べると、自分は優れており偉いんだと思っているその“心のこと”を言うそうです。

 傲慢と驕りが発生して、他者より優れていると思っている。まさにその状態こそが高慢であるわけです。

ー まとめてみる

「傲慢」とは…
=自分が優れていると思い他者を見下す
「驕り」とは…
=自分は優れていてすごいし偉いという錯覚
「高慢」とは…
=自分が優れている偉いと思っている心

 「プライド」はこういった様々な状態がいり混じった状態である。との結論に至りました。他者への影響が主軸になっていますね。

 では、そんなプライドを持っているときに何をすればいいのでしょうか?最後に方法論で締めたいと思います。

「プライド」は“消す”らしい


プライドは手放すより “消す” こと。

カウンセラー歴20余年のひと

 ここまで読んでくると、果たしてプライドは必要なのだろうか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、結論はカンタン…。

要りません。

 カウンセラー歴20余年の人が教えてくれました。

プライドは消すといいですよー。
ではなく消しなさい。です。

 プライドは、持っておく必要がないそうで、代わりに持ったほうがいいものがあると教えてくれました。

 ただ、重要なのはプライドを消すこと

 自分はこれを素直に実践した結果、職場で互いに嫌い合っていた人と笑顔で冗談を言い合える状態にまでなりました。オススメです。

ー プライドを消す方法(自己流)

スッと消す

 プライドを消す方法は、プライドを発見し次第「スッと消す」ことです。

 「スッと消す」がわからない場合は、風船がパンッ!と割れるイメージや、つるつるのテーブルに散らばった小さな紙ゴミや砂をフーッと息で吹き飛ばすような感じでプライドを消してしまうのです。

 タイミングとして一番わかりやすいのは、イラッとしたりムッとした瞬間で、大抵の人はプライドが顔を出している瞬間です。いったんそのプライドがどんなプライドなのかは脇に置いて「スッと消す」をやってみて下さい。

 腹立たしい感情が、嘘のように消えてなくなります。(これマジ)一回ですべてのプライドが消えるわけではなく、あらゆる角度から顔をのぞかせますので根気強く「スッと消す」を続けていきましょう!

まとめ

プライドは消す。
消してしまえば過去から開放され
新たな人生が始まる。

 プライドは、「傲慢・驕り・高慢」の集合体で他者への影響が軸となっている。必要がないので手放すのではなく「スッと消す」こと。

 消すことで、確実に良い方向へ動く。自分も相手も楽になる。なのにやることはカンタン。喜怒哀楽全てに顔を出すプライドを見つけ次第「スッと消す」これだけでいい。

 プライドによって守るものがなくなるので “自分以外の何かのせい(過去も含む)” にする必要がなくなり、過去に固執する理由がなくなる。ただの思い出へと変わる。

 そして、始まる。
新たな人生への第一歩が。

 次回は、プライドの代わりに持つといいと言われた『誇り』について記事にします。

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