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コレステロールは必要!?

皆さん、お早う御座います!

本日はコレステロールについて!

コレステロール、摂取すると、高血圧、心筋梗塞などのリスクが高まるのでは、、、!?と思われている方、いらっしゃると思います。

実は、そんなことはありません

コレステロールも実は体内で重要な役割を果たしています。

今日はそんな役割について、見ていきましょう!!

そもそも脂質は悪なの!?

脂質はカラダに不要なのでしょうか?

脂質は最低でも体内の20~30%ほど摂取する必要があります。

フィジークやボディビルダーなど、大会に出る人達は一般に比べて脂質を落す必要がありますが、一般の人は基本的に必要です。

また、脂質は以下の通りカラダにとって不可欠な働きを担っています。

【脂質の役割】

・一番コスパの良いエネルギー源

→一番生成過程が長いエネルギー生成回路だが、一番ATPの生成量が多い

・体温の保持

→アツアツのアヒージョをイメージして頂けると分かるかと!!

・臓器の生成

・ホルモンの生成

・角膜の形成

→目の保護ですね!

・細胞膜の生成

→体内の情報伝達を行うには不可欠な存在です。

かなり多くの役割を担っている事が良く分かりますね!

卵=悪はもう嘘!?

脂質、すなわちコレステロールの代表と言えば、これ良く聞きませんか?

卵はコレステロール値が高いから摂りすぎは良くない

実は、コレステロールの上限値は2015年に撤廃されています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000041824.html

コレステロールの上限値が存在したのは2015年以前の話である為、もはや古い情報です。

因みに上限が撤廃された理由は、コレステロールと死亡率の相関があまり見られない事が判明した為です。

栄養はそれ位、情報がまだまだ曖昧な世界であることは、押さえておく必要があります。ただ一つ、言えるのは一日10個卵を摂る、ように極端な食生活はカラダに良くないよ、という事ですね!

更に、コレステロールは体内で生成される割合が多いです。

体内で生成されるものが8割、体外から摂取されるのはおおよそ2割です。

体内で生成される能力が遺伝的に高い人(家族ぐるみでコレステロール値が高い人)はコレステロール値に気を付ける必要がありますが、そうでない人は検査時に体内のコレステロール値が上昇した事も考えられるので、過敏に反応する必要も無いと個人的に思います。

コレステロールも実はたんぱく質

コレステロール、実はタンパク質の一種である事ご存知でしたか!?

確かに細胞膜、角膜、臓器など、カラダに必要不可欠な要素を生成している点で、タンパク質に近い働きをもっていますね。

このコレステロール、健康診断でHDLとLDL、と記載される事ありませんか!?

この善玉と悪玉、名前通り善悪がはっきりしているとは言い切れません

善玉と悪玉の違いは、体内での輸送経路の違いが大きいです。

HDLコレステロール(善玉コレステロール)...全身から肝臓に
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)...肝臓から全身に

肝臓から全身に放出され、血管に残ったままだと動脈硬化の原因に成りかねない為、LDLは良くない!!と言われる事が多いです。

ただ、先程も述べた通り、食事によるLDLコレステロールの増加よりも、体内でコレステロールが積極的に生成される方がコレステロール値に対する影響が大きい事は押さえておきましょう。

脳に行っちゃうのでは!?も誤り

コレステロールと共に良く指摘されるのが、脳卒中のリスクが高まるのでは!とも言われますよね。これも実は違います

体外で摂取したコレステロールは血液脳関門を介して脳に達する事が出来ず、脳に達する事はありません。

脳への影響があるコレステロールは殆どが糖質から生成されています。


ここまで見たまとめとして

・脂質=悪者では全くない

・コレステロール値よりも遺伝的要因の有無が重要

・卵は1日1個、は特段意味がない(勿論過剰な摂りすぎはダメ。)

でした!

最後まで読んで頂き有り難う御座いました!

本日も良い一日を!!

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