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命を守るやさしい言葉

ツジさんの「閉鎖病棟でパーティーをしよう」の一節を引用しました。

目の前にいる人が「死にたい」といった時、どういう言葉をかけるか。また、かけない方がいいのか迷います。死にたいという人にそれを止めさせる声掛けはとても難しい。

そんな時、引用した「あのな、死にたいっていうのは脳の誤作動なんよ?」からはじまる優しい言葉をつかえるといいなと感じました。

WHOによれば自殺をした人の9割が精神疾患を抱えており、そのうち6割が抑うつ状態だったといわれます。また、双極性障害・統合失調症・うつ病……の順で自殺リスクは高くなるようです。

希死念慮」とは、「死にたいと思う気持ち」のことです。普通の人が単に死にたいと思うレベルをはるかに超えます。それは単に病気の症状です。病気の症状で死ぬことは間違っています。

しかし、それを正論だけで止めるのは困難です。

“「あのな、死にたいっていうのは脳の誤作動なんよ?まじめーでがんばりすぎて、一生懸命やりすぎちゃった人に、脳がもうやすみなさい!って命令出して、それが死にたいっていう誤作動になってしまっとるんよ。だから、自分を責めんでいい。なんでなん?とかごめんなさいとか考えんでいい。病気はお医者さんが治すから。安心しまい!」と満面の笑みで看護師さんはいったのだった。”

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