見出し画像

英会話の使い方と受験英語の役立ちについて考えてみた

ヨーロッパに出張してきた。
往路1日,ロンドンに2日,デュッセルドルフに1日,復路1日という超弾丸ツアー。
今,その復路の最終段階である。すなわち,羽田から広島へ飛ぶJAL便の中でこれを書いている。

羽田までの帰りの国際線の中ではいっぱい仕事をしたので,ここは合間の時間を使って,英会話について考えてみたい。
ちなみに断っておくと,私は英語は苦手である。特に英会話が。
しかも,英語の教育メソッドについて専門的に研究した経験は皆無である。
したがって,ここで書くことは,私のシングル・ケーススタディに基づいた仮説である。
そして,この仮説の検証は,目下進行中であり,結論は出ていない。
とはいえそれでも,英語が苦手なりに,前よりは英語が使えるようになってきた感覚があるので,この過程を考察することは全くの無駄ではないようにも思う。ので書く。
そこのところご容赦ください。

さて,今回の出張はヨーロッパだった。
当然,日本語が通じないから,やり取りは英語を使うしかない。
ところがこれがなかなか難度が高かった。

発話のほうは,3年前からレアジョブ英会話をやっているせいで,3年前よりは良くなった。それは確信している。この2週間は忙しさにかまけてサボっていたが。

問題は聞き取りのほう。

元々人の話を聞くのは日本語ですら苦手だが,3年間の練習の甲斐あってか,6割くらいは先生の言うことが理解できるようになった。

しかし,いざロンドンに着いてプリペイドSIMカードを買いに行くと,店のおじさんの言うことがほとんどわからない。もちろん,カードを買うだけならできないことはないのだが,今どんな単語が出てきたのかがほとんど聞き取れなかった。せいぜい1,2割。

ただ,分かったことが2つあった。

気づきその1。

おそらく,英会話でも出てこず(英会話の話題はほんと身近な話ばかり),普段読む会計学の論文でも出てこない単語が,世の中にはいっぱいあるようだ。
すなわち,先述の私のポンコツ英語の原因は,おそらく自分が英会話で使っている話題が狭すぎることにある。これが私が気付いたことその1。

私,英会話はいつも「フリーカンバセーション」ってのをやってもらっている。
レアジョブでは,英字新聞のネット記事など,教材を指定することもできるのだが,それだと「本文を読む→先生が本文について質問する→私がそれに答える」という流れになる。ということは,定型的な言い回ししか使わなくなる。
それが嫌なので,あえていつもフリーカンバセーションを指定し,その時に自分が興味を持っていることについて英語で話しあうというスタンスにしている。

しかし。
これを1年ほどもやっていると,毎回の授業でテーマにするネタがだいたい重複してくる。
つまり,私の英語の世界は,私がいつでも思いつくような関心ごとに限定されてしまっていたのである。

したがって,私の英語力は,自分の関心ごとしか聞き取れない狭~い範囲に限定されている。
今後は話題を幅広くとったほうがよさそうである。
そして頭の中の語彙と発音のリストを増やしたほうがよさそうである。

ちなみに,読み書き限定の受験英語は割と得意だった。模試で偏差値75を超えたこともある。
ところが,聞き取りはてんでダメ。
大学に入学後最初のころの英語の授業で,先生が聞き取りの実力テストをやった。そしたら50人クラスでビリから2番目だった。
で,慌ててECCに入ったが,入会時のテストの結果から,だいぶ簡単なクラスに入ることになり,高校1年生の子とかと一緒に英語を習った。
もし当時,今みたいにセンター試験に聞き取り問題があったら,大学に行けなかったかもしれない。

その簡単なクラスで生まれて初めて英会話というものを習い始めたとき,自分の知らない単語ってまだ結構多いのだなと思った記憶がある。
当時,入試用の単語は「ターゲット1900」とかを使いながら一生懸命憶えた記憶があるが,きっと読解問題で出てくる論説文のための英単語しか知らなかったのだろう。

英語で表現・理解できる世界の範囲が限定されていたという意味では,今も同じだ。まぁ英会話能力ゼロだった当時に比べりゃ今のほうが多少マシかもしれないが。

ただ,受験英語がムダだったのかというとそうは全然思わない。

気づきその2。

受験英語で文法を叩き込んだおかげで,言いたいことを文章にして英語を話すのには役立っているように思う。

もっとも,関係代名詞をとんぼ返りして和訳する癖から脱却し,前から英語を理解できるようになるまでは苦労したが。
とんぼ返りの癖を解消してくれたのは,まぎれもなく英会話の訓練であった。
日常会話では当然,言葉を前から理解していかなければ話にならない。
その訓練がとんぼ返りの解消に役立った。

結論。

私なりの仮説を自らの事例に基づいてまとめてみると,

(1)普段訓練する内容が偏ると,表現・理解できる世界が限定されてしまうため,英会話能力は一定のレベル以上伸びなくなる。これはフリーカンバセーションをやるときに注意すべきことの一つであろう。

(2)受験英語で学ぶ文法は英会話の訓練に役立つ。ただし,受験英語だけでは英会話はできるようにならない。それでは理解・表現できる世界が狭すぎる。

ということで,まずは週明けからこの仮説に従って,フリーカンバセーションのやり方に一工夫加えてみたい。
具体的な工夫は,家に帰って考えて,次回のnoteに書く予定である。
なんせ,時差ボケで眠い…。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

4

足立 洋

奈良市出身,県立広島大学で教員をしています。会計学が専門です。硬いイメージのある会計ですが,学生・社会人にいかに興味を持ち活用してもらうかに関心を持っています。 旧ブログ:http://blog.livedoor.jp/adachi_hiroshi/

日々の暮らし

実にどうでも良い,私がプライベートで出会った出来事のコーナーです。

コメント2件

彼らの英語は何喋ってるかわかりません。個人的体験に基づけば,北欧の人たちの英語が一番聞き取りやすいように感じます。
確かに、出張最終日に行ったドイツの人の英語はまだ聞き取りやすかった。母国語で用いられる音が日本語と近いのでしょうかね。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。