文章を書くことは、パズルを作ることに似ている
物を書く仕事をしていて、ふと考えることがあります。
「文章を書く」という行為を人に説明するなら、どんなたとえ方をしようかなと。
小説を書きはじめた頃は、頭の中で「ハミガキ粉のチューブ」をイメージしていました。物語のアイディアとは蛇口を捻ったら無限にふきだしてくるものではなく、基本的に捻りだす行為だからです。限界まで使いきったハミガキ粉のチューブを「まだ出るはずだ」とチューブを巻いてみたり、指でプレスしたりと、あるかないかわからない中身を捻りだす行為に似ているなと何度も考えま