30歳になった。

30歳になった。

ついにこの時が来てしまったと言わんばかりに、なんだか人生が終わってしまったかのように感じる。「別に、なにかが変わるわけでもないよ」自分にそう言い聞かせながらも、「30代で人生が決まるぞ」「いろいろと考える年代だね」なんて社会の雑音に無駄に心を痛めていたりもする。母は、30歳で私を生んだ。つまり今年で還暦を迎えたということである。いろいろと切りの良い数字だ。計算も楽である。

私は音楽が大好きで、ロック系のサウンドと共に人生の大半を過ごしてきた。27歳だったときには「27クラブ」のことを考えてなにか落ち着かない毎日を過ごしたし、29歳だったつい先日までは、しきりにこの曲を聞いた。

29歳でこの世を去るまで、多数の名曲を遺した志村さん。本当にこの曲が好きだ。

世間からみたら、もう自分は若者ではないのか。この30年でどんなことをなし得たのだろう。これからの人生に、どんな意味があるのだろう。自分以外の人々は、どんな感情で生きているのだろう。考えれば考えるほど、自分の胸がきつく締め付けられる。

20代は、何も恐れるものがなかった。目標に向かって走り続け、余計なことは考えず、迷いもなく走り続けてきた。ところが、ここにきて後ろを振り返り、未来が見えなくなってしまったように思う。希望が薄れていくのに、このまま死ぬのは怖い。20代の後半は、こんなことをずーっと考えてきた。

そこでなにか残そう。頭を整理しよう。ひょっとしたら、似たような思考のヒトや自分には考えもつかないようなことを授けてくれるヒトと出会うかもしれない。

そんなことを考えながら、Noteをはじめることにした。

どうぞ、よろしくおねがいします。

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