野宮真貴

時々 野宮真貴が無性に聴きたくなる
いつも聴きたいわけではない
今日は
それがやってきた
春だし 色々不安なことはあるけど
しばらくは悪くないかもね
そういう時だ

「東京は夜の7時」と
彼女が歌えば 東京は永遠の七時なんだ
東京オリンピックはその気分でやるべきだった

2005年くらいに一度だけ
野宮真貴と話をしたことがある
アゲハのFPMのスポンサーをしたことがあって
そこにきていた

なんの話をしたか覚えていないが
その時感じた気分は
今も続いている

永遠の今
しかもワクワクする
これから良くなるに違いない
という

それを続けているのが
野宮真貴で
肉体的に衰えるかもしれないけど
永遠にそこにいる安心感

ユーミンは
恋の悲しさの深みを歌うけど
野宮真貴は
決してそこにはいかないし
それが自分の役割と知っているのだ

ゴダールの映画のあるシーン
ピーターリンドバーグのファッションフォトの捉えた一瞬
その原点はどこか
考えていたら
それはマチスだとわかった
音楽だとサティ
建築だとミース

とてもモダン
モダンの本質
永遠の今

ありがとう野宮真貴さん
その価値を理解してくれた小西康陽さん


時々 君たちが欲しくなるよ
それは
紅茶にマドレーヌを浸して
食べたい時のような



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