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新しい技術を楽しんで使い倒す心だけが、未来を切り拓くクリエイティビティに繋がる

生成系AIの強さは、ある程度の精度が出せるようになれば、プログラミングに対する知識がゼロでも、そこからプロダクトやサービスを作れるという点です。

生成系AIの革新は、誰にでもアクセスできること。テクノロジーで遅れていた日本人の壁がなくなり、ここから「リープフロッグ」を起こすチャンスがある。

ChatGPTの凄さを、すべて語ろう

イノベーションの発想は、アートとクリエイティブだ。

「アート思考」とは、世界を過去の延長線上の価値観で見るのではなく、独自の視点で捉え直し、価値を編集すること。そしてそれを様々なステークホルダーの関係性を編集する「システム思考」で社会実装すると、イノベーションへと至る。

日本人はアート思考とシステム思考は圧倒的に苦手だ。戦後から高度経済成長に至った過程のJapan as No.1を振り返ってみても、ゼロから新しいモノを生み出してはいない。しかし、焼け野原からの復興という約束された成長に対して、欧米の後追いでより良いモノを生み出すクリエイティビティがJapan as No.1へと日本を押し上げた

市場の成長が止まったとき、日本人は新たな成長を生み出せなかった。再びゼロからのアートな発想が必要になったときに、能力を発揮することができなくなったのだ。パーソナルコンピューター、インターネット、携帯電話、スマートフォン、ロボティクス・・・。技術革新の中で日本人は先端に立ち続ける能力を持っていなかった。

技術革新はAIによって成熟を迎える。アート思考とシステム思考で新たな社会秩序が構築されたら、このあと必要になるのはクリエイティブ思考だ。日本人が強みを発揮する時代がもうまもなく訪れる。

まだまだ精度が高くないChatGPTをみて、こんなものは使い物にならないと無視することだけは決してしてはならない。今必要なのはChatGPTを使い倒すこと。それによって今はできなくとも将来こんなことができるようになるのではないかという妄想にふけること

その妄想が積もり積もる。ChatGPTやAIの発展がピークに達する。その交差点でクリエイティビティが世界を変える。そのときに日本は、日本人は再びJapan as No.1を手にする可能性は大いにあり得る。

もちろん可能性の話に過ぎない。しかしその可能性を信じて今行動をすることだけが、その可能性を無限に広げていく。それを信じて今はただ新しい技術を楽しんで使い倒そう。

2022年からは「アイディアの時代」です。AIを応用して、新しいプロダクトや、新しいサービスを作ってゆくかです。
ここで必要なのは、エンジニアリングのスキルではない。面白いものを作り出す、いわばセンスです。

色々な国の文化に接する機会がありましたが、日本のセンスが一番好きです。特に、「人と物がどう触れ合うべきか」「人とAIが触れ合うべきか」を世界で誰よりも一人一人が考えているのは日本だと思います。



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