投薬を決めました
小学1年生の末っ子くん。
ADHDの投薬を決めました。
2学期に入って日が過ぎるにつれて、学校での暴れっぷりがひどくなりました。
支援級に行かせて欲しいとお願いして、お試しをやってみるも、支援級の先生からは長男と同じクラスになってしまうため、長男の気持ちが不安定になってしまうのと(医者にも同じクラスはやめた方がいいと言われていました)勉強はできるから、できたら普通級で長男が卒業するまでがんばって欲しいと言われ、八方塞がり。
がんばれって何をどうがんばれば良いの!!!
普通級の担任もどう関われば良いのかわからない状態。
先々週ぐらいから暴れっぷりがひどくなっていき、暴れるたび学校に呼び出されるという日が何日か続きました。
学校も、もう帰らせてくださいな雰囲気たっぷりで、末っ子くんは除け者扱いされているようにしか見えなくなってくる。
末っ子くんの気持ちをわかってあげられない、助けてあげられない私の不甲斐なさ。
早く家に帰れて、何もなかったかのようにゲームを始める末っ子くんにも腹が立ち、私もイライラ。。末っ子くんのやることなすことに、嫌味をいったり、キツくあたってしまったりする。
悪循環のできあがりでした。
末っ子くんのストレスもマックスだったんだろうと思います。
先週の月曜日、学校で危険なほど癇癪をおこし、大人なら許してもらえると思っていた末っ子くんなりのボーダーラインも越えてしまい、同級生の背中に足を載せたり、筆箱や楽器を蹴ったり投げたり。それを止めようとする先生に爪を立て、先生流血。
もうこれはダメだ。色々限界だ。
私が末っ子くんを学校に行かせるのが怖くなってしまい、
その日から学校を休ませました。
末っ子くんと、ゆっくり二人の時間を作ろうと思いました。
テレビ、ゲーム、外遊びは禁止です。やれることは、トランプかUNOかポケモンドリル(学校のドリルはやるはずもないので急遽Amazonで購入)
末っ子くんが何にイラつき、どんな風になるのかを見られる良い機会でした。
案の定、初めはテレビない、遊び相手もいない、体の置き場がなくイライラ。一日中落ち着きがありません。数分もひとつのところにいられません。
「トランプやろ」というので、調子の良いときは楽しそうにやっている。
それでも椅子に座ってられないし、机をよく叩く、
私、何回目かのゲームの前に「優しく負けそうになっても怒っちゃだめよ」と言ってみた、気に食わなかったらしい。
トランプをぐちゃぐちゃに撒き散らす。
少し時間をおいて「ポケモンドリルやってみない」と誘おうものなら、ドリルを机にバンバン叩きつける。
なんで学校で暴れてしまうのかも聞いてみました。
「発表したことを笑われたから」「ぼくの内緒話したから」と、
教えてくれたのはよかったものの、その時のこと思い出してなのか、叫び出す。
等々。。。
これがADHDかと改めて。
おうちでもこうなんだから、そりゃ学校なんてできるわけないよなぁ。
4日間、末っ子くん学校をお休みして、一緒に過ごしてみて
決めました。
もうずっと、ずーっと考えて悩んできた投薬。これしかないかなと。
長男が3年生の時から悩み続けた投薬。本心はできたら避けたかった。
それでも、投薬をされてるお子さんの親御さんに話を聞いてみたり、鍼や漢方の先生にも聞いたり、noteのなかでも相談に乗ってもらったりと、
投薬のことが頭から離れることは、この数ヶ月なかった。
発達外来、急遽予約ができ(普段はなかなかなのに)行ってきました。
もう一度先生に不安なことや、わからないことなど、自分の納得いくまで聞けて、処方してもらう決断をしました。
末っ子くん本人は、飲むのをとっても嫌がりました。色んな言葉を使って飲ませようとしましたがダメで。
最後は末っ子くんに委ねました。
「自分が納得したらで良いよ。飲むことに納得できたらのんで」と、伝えました。
その一言が良かったのか、なんとか飲んでくれました。
私、末っ子くんの目の前で泣いてしまいました。薬に頼るところまで追い詰めてしまったことに申し訳ない気持ちでいっぱいで。
担当の医師からは飲めたとしても、末っ子くんの症状がADHDではなく、愛着の方からきてるとしたら効かない可能性があると言われていました。
私も半信半疑です。でもなんとか飲んでくれて、その日も学校を休ませ、様子をみてみました。
それがなんと昨日までの末っ子くんと人が変わったようで。
ほぼ1日同じ椅子に座り、ポケモンドリル(たしざん・ひきざん)を猛烈にやり、一冊を終えてしまったのです。
さらに、バンバンして、怖いことしてごめんねと、家族のみんな、ペットにも謝ったりもして。。笑
その日利用した放課後デイでもとても安定してましたよと、教えていただきました。
夜は、みんなでUNOをやりました。末っ子くん何かにキレることなくみんなで楽しく2ゲームもできました。
飲んだ1日目の感想は「すごい!」でした。
週末は飲ませません。
そして今日、1週間ぶりの登校です。
躊躇することなく自分から薬を飲んで、自分でランドセルを背負い元気に登校しました。
心の中で『がんばれ!末っ子くんなら大丈夫』といって、「行ってらっしゃい」といつもと同じように見おくりました。
大丈夫かなぁ。と思いながら久しぶりにパソコンを触ることができ、noteを書いてます。
二学期もあと1週間で終わりなんだ。色んなことがありました。
長かったような気もするけど、ついこないだ夏休みが終わったような気もする。
まだまだ、悩みはこれからも尽きることはないんだろうと思います。
この選択が安易な選択だったのかもしれない。末っ子くんにとって最適な選択は他にもあったかもしれない。いつか後悔もするかもしれない。
でも今は我が家にとって投薬という選択はとてもとても大きな一歩です。
セミ採り先生の言っていた
「投薬して本人の良い所や優しい所がみんなに伝わって欲しい」
ただただそれを願うばかりです。
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