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順序尺度は絶対ノンパラ?

veryshortな備忘録がてらのメモ.

リハビリテーション・作業療法領域で使われる評価法・評価尺度は順序尺度であることが多い.ADL評価のFIMとか作業遂行のCOPMとか.

これらの順序尺度に対する統計解析を行うときの判断として「順序尺度はノンパラメトリック検定」とされている.

しかし,統計学図書や心理学者が記述している文献には,パラメトリック検定を選ぶ基準はデータが正規分布である場合,ノンパラメトリック検定はデータが正規分布でない場合を判断根拠として記載されている.

したがって,順序尺度のデータでも正規分布であればパラメトリック検定を選択しても良いことになる.

手順として,シャピロウィルク検定などの正規性検定を行って正規分布であることが確認されたら,パラメトリック検定を行い,そうでなければノンパラメトリック検定を行えば良い.

ちなみに11段階以上の順序尺度であれば間隔尺度とみなしても良いのでは?と述べている心理学者もいる.

詳細は以下の記事をご覧くださいませ.
↓↓
ひさのメモ①研究法の基本
https://note.com/hisanpan/n/n73440b049333

ひさのメモ②文献レビュー
https://note.com/hisanpan/n/nd0a2ededd080

ひさのメモ③研究に必要な統計学の基礎
https://note.com/hisanpan/n/nfb2155ab938b

ひさのメモ④観察研究(調査的研究)の基本的方法論
https://note.com/hisanpan/n/nc23d87420257

ひさのメモ⑤介入研究(実験的研究)の基本的方法論
https://note.com/hisanpan/n/n482fcde9ecbb

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