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レイオフから得たもの

最近の投稿はレイオフネタばかりです。暗いテーマで申し訳ありません。

レイオフによって、私は現在所属している企業を今月末で退職しなければなりません。これは私自身の意思とは無関係で、強制的なものです。

物事は味方によっては何通りにも捉えることができるし、悪いことも良いことも長くは続かないため、何事も前向きに捉えたいと思います。


レイオフを宣告された1月5日から、現在所属している企業の業務は免除されているため、ここ6週間は時間的な余裕ができて、普段はできないようなことに多くの時間を費やすことができました。


最も費やしたことは読書です。

私はここ数年、サイバーセキュリティ関連のソリューションを提供するSaaS開発・販売会社に所属しており、最新のサイバーセキュリティ関連の考え方や技術を学習し続けることは、大切な任務の一つになっています。

最も効果的な学習は実務で経験することですが、実務で経験できることには幅も深さも限界があるため、実務で経験できないテーマは、それらを経験している人から学ぶことが最も効果的かと、私は考えています。

CISO Evolutionは、十冊以上読み込んだ本の中でも最も多くの印象深いセンテンスが記載されていて、新たな考え方と疑問を得ることができました。将来、企業のCISOを目指す方は必読ですね。


余白思考も印象的な一冊です。著者の山崎晴太郎さんはデザイナーにつき、一般人とは感性が異なるから、あんまり参考にならないのではと思っていましたが、参考になる考え方は沢山あるような気がしています。


私は月に10冊以上の本を読んでいて、それなりに読書が好きな方かと自分では思っていましたが、攻めの読書(=記載内容を一字一句読み込んで、自分なりの疑問や考えを持つこと)はおざなりになっていたかと感じています。

サイバーセキュリティ関連の本は、自分の生計に直結するため、内容によっては攻めて読んでいたかと思いますが、余白思考のような、一般的なビジネス書に近い本はほとんど斜め読みだったのではと反省しています。

攻めの読書以外はほぼ無意味。レイオフから得た最も大きな学びの一つかもしれません。


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