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逆転問答法:クイズ遊びで学ぶ

「逆転問答法」という学びの方法を考えました。
クイズ遊びによる学びの方法です。
マンツーマンで行います。
個別対話型の学習法です。

それは、次のように進行します。

①学び手(ラーナー)が出題・採点者になって、クイズの答えと問題を作ります。
②学習支援者(サポーター)がそれに解答します。その解答が正解かどうかを出題者がチェックします。
③正解でない場合は、出題者がヒントを出します。
④正解が出るまで、ヒントを出し続けます。
⑤正解が出たら、ラーナー(出題者)とサポーター(解答者)の二人が話し合って、その妥当性をチェックします。
⑥その際、必要に応じて、参照資料を利用します。参照資料には、紙資料だけでなく、電子通信機器も含まれます。

従来の「問答法」では、教師が問い子供が答えますが、この方法では、子供が問い教師が答えます。だから、「逆転問答法」と呼ぶことにしました。

④のヒントを出し続けるというところに最大の学びの機会があります。ヒントを考える過程で、認識や思考が深まったり多面的になったりします。ヒントを考える際に、紙や電子通信機器など、さまざまな資料を利用するとよいでしょう。多様な資料を参照する機会は、解答を決めて問題を作るところや、正解の妥当性を確認し合うところにもあります。それが、読み書きや情報活用学習の絶好の機会になります。

なお、ここで言う「子供」は、「学び手(ラーナー)」の象徴であって、現実には、大人が学び手になる場合もあります。その逆に、子供が「学習支援者(サポーター)」になる場合もあります。

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