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時の流れは移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに 〜 吉田拓郎「マークⅡ」



花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

新古今和歌集より

吉田拓郎さんの「マークⅡ」。この曲を聴いていると、時の流れの移ろいの儚さを感じます。

今はとてもつらく、夜の闇の中を明るく照らすはずの街あかりすら、冷たく感じてしまう。

こんな時は、誰かの優しい言葉も、かえって自分を傷つけるだけのものに見えてしまう。

そんな感情は、愛車マークⅡにのって、どこまでも行っても変わらない。

これは、距離ではなく、時だけが解決できる種別のもの。

時が過ぎ、年老いて、川面に映った自分の姿を目の当たりにすることで、やっと自然と傷がいえていることに気が付くのでしょう。

この感覚は、

時の流れは移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに

新古今和歌集より

という感じに近いのかもしれません。

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