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哀愁のメロディ 〜 矢沢永吉 「コバルトの空」

2009年紅白歌合戦

2009年紅白歌合戦。なんと矢沢永吉が初登場。「時間よ止まれ」と「コバルトの空」を熱唱しました。もう、10年以上前ですか。。

YAZAWAの曲は、歌詞を読んで理解していくのではなく、彼の歌声、歌う姿まで全て含めて、全身で感じとるものです。が、あえて10年前に初めて聞いて、聴きながら歌の世界が心の中に広がる体験をしたこの曲について書いてみました。

「コバルトの空」に想う

夏から秋にかけての変化は、いろいろありますが、空の色もそうかもしれません。真夏のときは、水色に近い青で、白い雲とのコントラストがハッキリしているイメージ。ただ、秋は、その青がだんだんと淡くなってきます。淡い青。コバルト色の空。

夏を経て秋の、コバルトの空を見上げながら、一昔前の自分自身について振り替えったときに「あれは若さゆえの。。。」と、若さを理由にできるような頃の出来事を思い出しているのでしょう。

本当は、その時描いていた未来予想図とは今は別の場所にいる。けれども、空の色はあの時と変わらないように見える。ゆえに、季節の変わり目に、、寂しさがおしよせる秋という季節に、その頃のことを思い出してしまう。

でも、おそらくそこには懐かしさこそあれ、後悔はないのではないでしょうか。視線は未来を向いているような気がします。後悔して、じめっとしているのは、YAZAWAらしくないから。。


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