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時間は長くも短くもある 〜 「長く短い祭」 椎名林檎

長く短い祭

長く感じた夏休みも、過ぎ去ってみればあっという間。

大好きな人と過ごす時間も、あっという間。

どうも時間には面白い側面があるようで、時間単位は変わらないはずなのに、人それぞれ感じ方によって長さが違うように感じられます。

長いようで短いときもあれば、

短いようで長い時もある

面倒なことをしているときは、時間はとても遅く感じますし、
楽しいことをしているときは、ものすごく早く時間が過ぎ去っていく

そんなまるで伸縮性があるような時間ですが、こんなことを考えたことはありますか?

時間は、どこから流れてくるのか。

一般的には、川の流れで考えると上流が過去、下流が未来ですよね。

つまり、過去から未来へと流れている

でも過ぎ去ったその先が、過去であるならば、川の流れが過ぎ去っていった方向が過去と捉えることができます。

それは下流です。

時間はもしかすると未来から過去へ流れているのかもしれません。

「時間は過去から未来に向かって一方向に流れていく」という感覚は、我々の日常感覚そのものでもあるため、我々は、「未来とは、まだ、存在していないもの」であるということを「常識」と思っている。筆者の日常感覚も、当然ながら、その通りである。
しかし、驚かれるかもしれないが、実は、現代物理学の世界では、過去、現在、未来は、同時に存在しているものとされている。
例えば、かつて、天才的物理学者、アルバート・アインシュタインは、良く知られる「相対性理論」において、我々が生きる三次元の「空間」に、第四の次元として「時間」を加え、四次元の「時空連続体」という考え方を提唱した。
この「時空連続体」においては、過去、現在、未来は、同時に存在するものとして扱われている。
(中略)
ちなみに、アインシュタインが、友人との書簡の中で、次の言葉を残していることは、良く知られている。
「我々物理学者にとっては、過去、現在、未来というものは幻想なのです。それが、どれほど確固としたもののように見えても、幻想にすぎないのです」

田坂広志「運気を磨くより

どうでしょうか

過ぎ去っていった先に過去があるならば、これから向かってくる流れの先に未来がある。

だとすれば、流れてくる未来を、どんな未来をつかみ取るか。

それは、現在を生きる我々次第だということになります。

過ぎていく時間が長く感じられようと、短く感じられようと、その中で何を選択していくか。

そんなことが重要なのだと感じます。

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