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音楽に関心を持ったのは、あれがきっかけだった。その1 〜 音楽は止まらない

Musik Non Stop


音楽に目覚めたころ

いつのころからか、音楽というものに関心を持ち始めました。音楽遍歴について、ちょっとシリーズ的に書いてみます。

*ここでいう音楽は、学校の授業の「音楽」ではなく、世の中に存在していて、とあるマーケティング手法に乗って、我々に届けられる音楽を指しています。

学校の音楽

小学校の音楽の授業は、以下のポイントに集約されます。

・歌う
・演奏する

ちなみにその素材は、「歌う」という面に関して言えば省庁の奨励する童謡が多く、「演奏する」についても同様でした。

この童謡というジャンルは、もちろん出来は素晴らしいものが多いです。未来永劫、日本を代表する楽曲として残っていくことでしょう。

赤トンボ、とんぼのめがね、かえるの合唱、ちょうちょ、さくら、春の小川、春のうららの隅田川、かっこう、etc

これらを「歌い」「演奏する」というのは、実は各自のスキルに左右されるものです。歌がうまい、演奏が上手ということは、苦手な人にとっては、ストレス以外の何物でもなかった記憶があります。

個人的に思うのは、「聴く」を重要視してもよいのではないかという点。

こういった歴史残る楽曲を「聴く」こともまた重要なものだと思うのです。ただただ楽曲聴いて、心をリラックスさせる効用もあるでしょうし、聴いて感じたことを語り合うことで、言葉の練習にもなると思うのです。

こういう音楽への触れ方があれば、授業としての音楽を楽しめたのかもしれません。しかし、如何せん、歌も苦手で演奏も苦手という具合でしたから、授業から音楽を好きになることが無かったんです。

世の中の音楽:演歌

そうこうしているうちに、幼心にも、世の中で流行っている楽曲が浸透してきます。

それは演歌。

夏まつりでは、賑やかしのために演歌がかかっていたし、カラオケショーでは近所の方々が、演歌を歌っていました。

また当時は音楽番組でも演歌歌手が多数出演していましたので、まず刷り込まれたのは演歌だったのは必然でした。

当時の演歌、または演歌に近い歌謡曲といえば「せんせい」「津軽海峡冬景色」「酒よ」「雪国」「北酒場」「雨の慕情」「聖母たちのララバイ」「舟歌」「与作」「ルビーの指輪」,etc

歌詞の意味など理解できなかったし、文字の意味は分かってもその背景まで理解することはできません。

だから、「なぜ、追いかけて雪国」なのか、「なぜ、上野発の夜行列車に乗っているのか」などを気にすることもありませんでした。

メロディとともに、文字だけは分かる日本語が浸透していきました。

世の中の音楽:歌謡曲

次いで、やってきたのは歌謡曲。

歌謡曲はTVを通して少年たちに迫ってきました。TVをつければ音楽番組。ベストテン、トップテンをみれば、その週のヒット曲がわかります。アニメの占有率が高かったTV番組が、次第に音楽番組に取って代わられていきました。

その頃には小学校4年生になっていたでしょうか。「赤いスイートピー」「卒業」「CCガール」「Desire」「ミ・アモーレ」「仮面舞踏会」「瑠璃色の地球」「哀愁でいと」「ロマンチックが止まらない」,etc

といった楽曲がどんどん迫ってきました。

もちろん歌詞の深い意味なんて理解できないし、する気もない。文字だけは分かる言葉として、楽曲が迫ってきたのを覚えています。

だから「なぜ、ガールがCなのか」といったことや、「止まらないロマンチックを、なぜ止めてとせがむのか」なんてことは理解していないし、考える必要もありませんでした。

ただ、あのメロディがどんどんと迫ってきていたのでした。

そうこうするうちに、少年の中にも自分に好きな楽曲というのが芽生えてきます。それは、音楽への能動的な関心の芽生えでした。

それは、とある学校での出来事と、とある歌番組からもたらされたのです。

=次回へ=

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