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『Inaoなリライト』締切 ~振り返りと感想~

2024年4月26日(金)で、とりあえず
今回の企画である
『Inaoなリライト』クリエイターサポート版
の受付を締め切りました!


LinkedIn上の自己紹介文を、
私なりにリライトするサービス。

募集に応じて、私にご依頼いただいた皆様、
それ以前の『Inaoなリライト』に
ご参加いただいた皆様、
本当にありがとうございました!
読者の皆様にも、改めてお礼を申し上げます。

本記事では、Inaoなリライトのあれこれを、
現時点で振り返って、書いてみます。

まず概要は、以下の通り。

◆2024年2月~3月に、試しに「ゆる募」
◆2024年4月に「クリエイターサポート版」募集

「まずはやってみなはれ。
やる前からあきらめる奴は、
いちばんつまらん人間だ」

第一次南極越冬隊長である
西堀榮三郎さん
の言葉に従って、
まずはやってみた。

「ブリザードが荒れ狂う
南極大陸で苦闘した西堀さんに比べれば、
自分のリライトの苦難など何ほどでもない…」

と思っていたのですが、さにあらず。
苦難どころか「楽しかった」。

それは、LinkedInでご活躍されている
皆様の「自己紹介文」を拝見し、
自由に私なりに解釈して
リライトすることができたからです。

皆様が自己紹介文に書かれている、
ふとした言葉、エピソードから
色々想像(妄想?)して
文章、書き文字で表現していく…。
これは存外に楽しかった。

書くことは元々大好きです。
それに「他の方の人生を追体験」できる
楽しみも加わるとあれば、
(私にとっては)非常に興味深く、
ヒストジオっぽく「歴史と地理」にも
触れられる貴重な経験でした。


…ただ、もちろん苦心した点が
「全く」無かったわけではありません。

リライトとは「元の文章」があり、
それを書き直していくアクション。
ゆえに「他人が書いた元の文章」によって
左右される部分がある。

私は「リライトの軸」を決め、
実績・職歴そのまま、というよりも
リライトをする方の「ひととなり」を
表現するように書きます。

その元の文章は千差万別。

匂い立つような
スリルとサスペンスに満ちた名文で
記述している方もいらっしゃれば、

あえて自分のひととなりを「見せない」
=「見えない」ように、
箇条書き、客観的に淡々と
書いていらっしゃる方もいる。

先日、私は「自己紹介は複数の服に似ている」
という記事を書きました。

◆お出かけ用の礼服(外向けフォーマル自己紹介)
◆カジュアルな服(知り合いとの会食用)
◆個性的なブランドもの(個性アピール自己紹介)
◆家で着るパジャマ(赤裸々なプライベート)

その服と服との間に上下関係はない。
ただ用途に応じて使い分けるツール…。
だから複数、持っておいたほうがいい。

自己紹介も「ほんこれ」なんです。

どんな自己紹介文も、書いた本人が
「これを見せよう」「これは隠そう」と
取捨選択して、自分に心地よいように、
また相手にあえて「見せる」ために、
しつらえて着ている服のようなもの。

ですので『上書き保存』ではなくて
『別名で保存』しておき、
TPOに応じて使い分けるべき…。


その、本来「本人が自由に」
着こなしている自己紹介を、おせっかいにも

「こんな着こなしもありじゃないですか?」
「ここを強調して見せたらこうなります」
「この服とこの服を組み合わせては?」

という提案をします。

「こんな服、着たことない!」
とびっくりされる方もいれば、
「あら、意外としっくりくるわね…」
とご好評をいただく方もいる。

それが『Inaoなリライト』なのです。

しっくりこなければ、こないのもありだと
私は割り切っています。
他人の一つの解釈に過ぎないから。
「試しに着てみて」「しっくりこない」
ということがわかるだけでも、
その方の着こなしの幅
=複数の自己紹介使いの体験が広がる
と思います。

それを踏まえた時、

あえて「見せていない」=「見えない」
箇条書き、客観的に淡々と書かれている
自己紹介に出会うと、
私の心にブリザードが巻き起こる。

「…これ、どうやって私なりに解釈して
提案していけば良いのだろう?」と。

かなり恐縮なのですが、ここから
一部の方の事例をちょっとだけ紹介します。
※よろしければ下部のリンクから
実際のリライトをお読みください!

砂押 美穂さんは、最初に真っ先に
手を挙げてくださった「セカンドペンギン」。
自己紹介文も読む者に情感を引き起こす名文…。

そこを私はあえて「ラベンダー」という軸で、
つまりモチーフで、砂押さんの「服」を
カラーコーディネートしてみました。
こんな見せ方もありですよ、と。

金谷 武さんは、以前にも書きましたが、
すでに「ストーリー」が抜群に
完成されていた元の自己紹介文でした。
(ぜひ一度、金谷さんのプロフに
自己紹介文を読みに行ってみてください。
今回のリライトを踏まえて
さらにリ・リライトされています)

そこを私は「演劇」という軸から、
衣装と舞台を次々と変えて、なおかつ
金谷さんらしさを表現している
「俳優」というイメージを持って
リライトをしてみた。

ダレーア 葉子 🍷さんの「ワイン」や
緒方 きえ(Kie Ogata)✍さんの「マンガ」も、
ご自身がお好きなテーマの服を
私なりにしつらえ直した感じ。

その一方、例えば
白井 由香さんの「ドンジャラ」や
井口 大輔 a.k.a Diceさんの「大豆」などの軸で
書かせていただいたリライト文は、

◆『こんな服=自己紹介、着たことないよ!』

という、ご本人にとっては
意外な提案だったのかもしれません。

例えて言えば「子供服」や「割烹着」を
あえて試しに着ていただいた
ようなもの…。
「おいおい、やりたい放題だなIano、アァン?」
と眉をひそめたかもしれない。
でもお二人とも「これはこれでアリ!」と
寛大にご好評をいただけましたので、
ホッとしたことを覚えています。

(納品する時、根が小心者の私は
いつも心臓バクバクなのです…)

このように、元の自己紹介文、つまり
「ヘビーユーズしている着慣れた自己紹介」
を「他人の目」にどう映るか分析して、

◆「(Inaoなりには)こんな服も
着られると思いますが、いかがでしょう?」

と提案するのが『Inaoなリライト』です。

最後にまとめます。

本記事では、Inaoなリライトについて、
自分への振り返りも兼ねて、書きました。

(なお、調子に乗って服の着こなしについて
偉そうに書いてしまいましたが、
私自身は、おしゃれ番長でも
ブランドもの大好きでもなんでもなく、
既製服の没個性ファッションです)

受付の締切はしましたが
「今後の案内」などもできます。
もし、ご興味のある方で
今回は応募されなかった方は、
個別に私までLinkedIn上で
DMいただけますと嬉しいです!


※「服選びの基本」についてはこちらを↓

※先日に書いた記事、
「『複数の服』のような自己紹介
~上書きではなく別名で保存~」へは、
こちらから↓

※『セカンドペンギン』の記事はこちら↓

※「Inaoなリライト」のバックナンバーは、
note上のマガジンで
まとめて読めますので、ぜひ↓

砂押 美穂さん、金谷 武さん、
宇野 恵美 (Satomi UNO)さん、宮内 利亮さん、
ダレーア 葉子 🍷さん、緒方 きえ(Kie Ogata)✍さん、
渥美 幸大(Yukihiro Atsumi)さん、白井 由香さん、
若林由香 しあわせ社長さん、井口 大輔 a.k.a Diceさん、
塚本 智美さん、石森 宏茂さん、
小野寺 梨紗 リサッチさん、中島 伸二さん、
網野 光咲さん、水野 敬さん、
田中 伸生さん、Naho Takeshitaさん、
本津 大さん、Toshiya Magara (真柄)さん、
甲斐 かおりさん、笹井 じゅんこさん、
Atsushi Uenoさん、Madoka Yanagida(Sai)さん、
Muto 無藤 Tomoyasu 友康, BS, MSc, PhDさん、
改めてありがとうございました!

(SNSで紹介可能と許可をいただいた方の
リライトのみ紹介しております)

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